その他性犯罪のご質問

Q1-1:自転車に乗り、公道を歩いている女性とすれ違いざま、その女性の胸やお尻を触り、そのまま走り去った場合、どのような犯罪になりますか?

各都道府県の迷惑防止条例違反となります(→東京、埼玉、千葉、神奈川の刑罰についてはこちら)。立ち止まって執拗に胸やお尻を触った場合は強制わいせつ罪(6ヶ月~10年の懲役)となります。

 

Q1-2:逮捕されることはありますか?

はい。触った後に逃げていますので、逮捕・勾留される可能性が高くなります。

 

Q1-3:最終的にはどのような刑事処分になるのでしょうか?

前科前歴がない場合は、被害者の方と示談をすれば不起訴処分、示談をしなければ略式請求され罰金となる可能性が高いです。ただ、初犯者であっても、自転車で走りながら、複数の女性の胸やお尻を次々に触った場合は、公判請求されることもありま

 

Q1-4:女性の胸を触った際、その女性がバランスを崩して転倒してしまいました。どのような犯罪が成立しますか?

被害者がけがをしていなければ迷惑防止条例違反、けがをしていれば迷惑防止条例違反傷害罪が成立します。

 

執拗に胸を触っている間に、女性が抵抗する等して転んでけがをした場合は、強制わいせつ致傷罪が成立します。強制わいせつ致傷罪(懲役3年~無期懲役)は、迷惑防止条例違反(東京都の条例では懲役1年が上限)に比べて、格段に刑が重く、また、起訴されれば裁判員裁判となり、身柄拘束が長期化することも考えられます。そのため、起訴される前に被害者の方と示談を締結し、不起訴処分を獲得することを目指すべきです。

 

強制わいせつ致傷罪は、強制わいせつ罪とは異なり、起訴するにあたって被害者の告訴が必要とされているわけではありません。そのため、被害者と示談をしても、100%不起訴になるとまではいえません。もっとも、けがの程度が軽い場合、示談をすれば、不起訴となる可能性は非常に高くなります。

  

 

Q2:喫茶店(東京都内)の男女兼用の個室トイレに盗撮用のカメラを設置して、1~2時間後に回収するということを繰り返していました。先日も同じように、喫茶店のトイレにカメラを設置して、しばらく後に回収しに行ったところ、そのカメラがなくなっていました。きっと店員が見つけて警察に届けたんでしょう。今後のことを考えると怖くてたまりません。私の行為はどのような犯罪になるのでしょうか?

盗撮については、迷惑防止条例違反もしくは軽犯罪法違反の成否が問題になります。東京都の迷惑防止条例は「公共の場所」における盗撮を処罰の対象としています。喫茶店の個室トイレが「公共の場所」に該当するか否かは微妙なところですが、該当すると判断されれば迷惑防止条例違反、該当しないと判断されれば軽犯罪法違反の問題となります。いずれにせよ、①女性の姿が撮影されていない場合、②撮影されていたとしても被害者を特定できない場合は、建造物侵入罪のみで立件されることが多いです。

 

Q2-2:カメラを設置してから回収するまでの間は、店内で普通にコーヒーを飲んだり、本を読んだりしていました。もちろん代金も払っています。それでも建造物侵入罪になるのでしょうか?

トイレに盗撮機材が設置されている店を利用したいと思う人はいないでしょう。そのため、たとえ飲食代金を支払っていても、盗撮目的で店を利用することは、管理権者の意思に反するものであり、建造物侵入罪が成立するといえます。

 

 

Q3-1:路上で通りすがりの見知らぬ女性に声をかけただけで犯罪になることはありますか?

はい。犯罪になる場合としては以下の3つのケースが考えられます。

 

① 風俗店やキャバクラ、AVのスカウト目的で女性に声をかけた場合

迷惑防止条例違反が成立します。婦人警官によるおとり捜査で摘発されることが多く、通常、現行犯逮捕されます。東京都の場合、罰則は50万円以下の罰金、拘留過料のいずれかです(常習者は6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金)。

 

② 「下着を売ってほしい」等と卑猥な言葉をかけた場合

迷惑防止条例違反が成立します。逮捕されることも少なくありません。罰則は痴漢の場合と同じです。

詳しくはこちら

 

③ 執拗に女性につきまとった場合

つきまとった時刻・場所、つきまとった時間などの事情によっては、不安や迷惑を及ぼすような仕方で他人につきまとったとして、軽犯罪法違反が成立する場合があります(1条28号:追随)。罰則は拘留または科料です。軽犯罪法違反については、原則として逮捕されることはありません(刑事訴訟法199条1項但書)。

 

Q3-2:弁護活動としてはどのような活動が考えられますか?

②と③の場合は、被害者と示談することが最も重要です。初犯の方であれば示談すれば、極めて高い可能性で不起訴となるでしょう。

 

①の場合、婦人警官が示談に応じることはありません。反省文の提出や贖罪寄付、転職などの環境調整を行うことになります。

 

 

【関連ページ】

痴漢のご質問 

痴漢のご質問2

盗撮のご質問

公然わいせつのご質問

強制わいせつのご質問

強姦のご質問

児童買春のご質問

刑事事件の法律相談24時間受付

03-5577-3613

お問い合わせ

オーダーメイドの法律事務所

ウェルネス法律事務所

【大きい地図を見る】

▲ページTOP