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痴漢で検挙-よくあるご質問2
Q1-1:電車内で女性の服や鞄に精液をかけると何罪になりますか?
器物損壊罪になります。男性器を露出していれば公然わいせつ罪も成立します。女性に接触していれば、痴漢として迷惑防止条例違反あるいは強制わいせつ罪も成立します。
Q1-2:先週、満員電車の中で自慰行為をし、前に立っていた女性の服に精液をかけました。その場では気づかれませんでしたが、後日、警察に捕まることはないでしょうか?なお、私には痴漢の前歴があります。
前歴があれば、警察でDNAを採取されたはずです。今回の事件について、女性が被害に気づいてすぐに警察に申告していれば、衣服に付着した精液のDNA鑑定が実施されている可能性が高いです。
そうなると、以前に採取されたあなたのDNA情報と合致する可能性が極めて高く、容疑者として特定されることになります。ウェルネスでもこのような経緯で特定された同様の事件を複数受任しています。
Q1-3:警察が容疑者を特定するまでどれくらいかかるのでしょうか?
ケースバイケースですが、被害者が事件発生直後に申告したとして概ね1ヶ月前後です。
Q1-4:特定後どのような流れになるのでしょうか?
警察官が自宅に来て家宅捜索をする可能性が高いです。逮捕されるかは、ご本人が犯行を認めているか否か、生活状況(仕事の有無、同居家族の有無等)、前科・前歴の状況等によります。
Q1-5:逮捕の可能性を減らすためにどのようなことができますか?
自首をすることが考えられます。
Q1-6:どのタイミングで自首すればよいでしょうか?
警察が容疑者を特定した後に出頭しても、法律上、自首とは認められません。衣服に付着した精液がDNA鑑定に回されれば、容疑者として特定されるのは時間の問題ですので、もし自首をするのであればできるだけ早く警察署に出頭した方がよいでしょう。
Q1-7:示談はした方がよいのでしょうか?
はい。器物損壊罪は告訴がなければ起訴できない犯罪です(「親告罪」といいます)。そのため、示談をして告訴を取り下げてもらえれば、前科の有無や件数にかかわらず、必ず不起訴になります。
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