【業務上横領】介護施設で3000万円を横領したが示談で事件化を回避したケース

この記事の執筆:弁護士 楠 洋一郎(登録番号第39896号)

 

 

事案の概要

ご本人(40代女性)は特別養護老人ホームで経理担当の事務員として勤務していました。ご本人は夫に内緒で作った借金の返済のため、ショートステイの利用料金の一部を横領しました。

 

 

会社にバレなかったことから感覚がマヒしてしまい、横領期間は5年以上に及び、総額は3000万円を超えていました。利用料金の領収証が2部あり、そのうち1部はご本人が破棄していましたが、もう1部が事務所に保管されていたため、決算の際に発覚しました。

 

 

解決内容

示談成立⇒事件化せず

 

 

弁護活動

発覚後に夫婦で来所されご本人から依頼を受けました。すぐに弁護士が示談交渉に入りました。

 

 

着服金額は3000万円以上と多額でしたが、会社側と交渉した結果、「初回約300万円の支払い」「残額を約15年の分割払い」「夫が連帯保証人になる」、「公正証書を作成する」という条件で示談がまとまりました。

 

 

被害届が出される前に示談が成立しましたので、警察が動くことはありませんでした。

 

 

弁護士のコメント

ご本人は資力がなく逆に借金がある状況でしたが、実の親から約300万円の支援を受けることができたため、そのお金を初回弁済金に回しました。

 

 

また、夫の親から約500万円の支援を受けて借金をすべて整理し、被害会社への弁済に集中できる状況を作りました。毎月の分割弁済については夫にも協力してもらうことになりました。

 

 

3000万円を超える大規模な横領事件でしたが、周囲のサポートもあり長期の分割弁済で示談がまとまりました。

 

 

 

【他の横領事件の解決事例】

3000万円という多額の横領であっても、迅速な示談交渉と親族の協力を得た返済計画により、この事例のように警察沙汰を防ぎ、日常生活を守ることが可能です。

 

被害金額が大きく「もう手遅れだ」と諦めかけている方も、解決の道は残されています。ウェルネス法律事務所がこれまでに解決した多種多様なケースを以下に詳しくまとめています。

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「返せるお金がない」という絶望的な状況からでも、道は開けます

今回の事例のように、横領額が数千万円にのぼり、本人に全く資力がないケースでも、周囲のサポート」と「粘り強い示談交渉」で、逮捕や前科を回避して人生をやり直すことが可能となります。

 

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業務上横領・横領事件に強い弁護士

 

 

【この記事の作成者】

弁護士 楠 洋一郎(第二東京弁護士会所属 / 登録番号:第39896号)

[事務所名:ウェルネス法律事務所]

 

刑事事件の弁護士経験15年以上。これまで約3000件の刑事事件を取り扱い、うち業務上横領事件は100件以上の実績があります。数千万円規模の被害弁償や複雑な示談交渉を数多く手がけてきました。

 

粘り強い交渉による「事件化の回避」や「不起訴」「執行猶予」の獲得など、現場での豊富な実務経験に基づき本記事を執筆しました。


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