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逮捕後どの弁護士を呼ぶ?弁護士費用・連絡方法・選び方を解説

逮捕後どの弁護士を呼ぶ?

 

☑ 家族が逮捕された。弁護士にどうやって連絡するの?

☑ 国選、私選、当番のどれがよいのか?

☑ 逮捕された場合の弁護士費用の相場は?

☑ 予算100万円で弁護士費用と示談金を払える?

 

 

このような疑問をお持ちの方のために、逮捕後に弁護士に連絡する方法や選び方、弁護士費用について、刑事事件に注力している弁護士 楠 洋一郎が執筆しています。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

逮捕後すぐに弁護士に連絡するメリット

逮捕後すぐに弁護士に連絡するメリット

 

逮捕されたらすぐに弁護士に連絡をして接見してもらうべきです。すぐに弁護士を呼ぶメリットは次の3つです。

 

1.不利な供述調書をとらせない

警察は被疑者を逮捕すると、すぐに警察署に連行して取調べを始めます。逮捕された方は、たった一人で取調べを受けなければなりません。

 

 

取調官は、逮捕された方の動揺や無知に乗じて、弁護士がいないうちに、あの手この手で捜査機関に都合のよい供述調書を作成しようとします。

 

 

取調べで不利な調書を作成されてしまうと、後から弁護士をつけても挽回することが難しくなります。冤罪にもなりかねません。

 

 

逮捕後すぐに弁護士に連絡して弁護士のサポートを受ければ、このような事態を避けることができます。
弁護士が教える取調べ対応の極意

 

 

2.早期に釈放させる

逮捕されてもすぐに弁護士を呼び、早期に弁護活動をスタートすれば、勾留されずに釈放に持ちこめる可能性が高くなります。

 

 

いったん勾留されると原則10日にわたって警察署で拘束されてしまいます。勾留後も準抗告という方法によって釈放を求めることができますが、勾留前に比べて釈放のハードルはずっと高くなります。

 

 

逮捕されてもすぐに弁護士に連絡して依頼すれば、弁護士が意見書を作成したり、被疑者に有利な事情を検察官や裁判官に指摘することにより、早期釈放の可能性が高まります。
早期釈放を実現する

 

 

3.勤務先への発覚を防げる

逮捕はある日突然ふりかかってきます。警察は仕事のことなど考えてくれません。そのため、逮捕されるといきなり無断欠勤の状態になってしまいます。

 

 

弁護士に連絡して接見に来てもらえれば、警察署で本人と接見し、勤務先にどのように連絡すればよいのか弁護士と打ち合わせをすることができます。

 

 

早期の釈放が見込める場合、家族に協力してもらい弁護士と打ち合わせをして対応すれば、勤務先に怪しまれずに仕事に復帰できる可能性が高いです。解雇を防ぐためにも、早期に弁護士に連絡するべきです。

刑事事件で警察が職場に連絡する5つのケースと解雇の可能性

 

 

逮捕直後は家族であっても本人に面会することができません。弁護士であれば、逮捕当日から警察官の立ち会いなく24時間いつでも接見することができます。一刻も早く弁護士が接見することーこれが弁護活動の第一歩です。

 

 

逮捕後に連絡できる弁護士は3種類-国選・当番・私選

逮捕後に連絡できる弁護士

 

逮捕後に連絡できる弁護士は、国選弁護人、私選弁護人、当番弁護士の3種類です。

 

国選弁護人とは

国選弁護人とは被疑者や被告人のために裁判所が選任する弁護士です。被疑者が国選を呼ぶと、その日の候補者リストの中から国選弁護人がランダムに選ばれます。被疑者がどの弁護士にするかを選ぶことはできません。

 

 

国選弁護人が選任されるタイミングは勾留された後です。逮捕されても勾留されない限り国選弁護人が選任されることはありません。そのため、勾留を阻止するための活動をすることはできません。

 

 

私選弁護人とは

私選弁護人とは、本人や家族が委任契約を締結して弁護活動を依頼する弁護士です。国選弁護人との一番の違いは、依頼する側でどの弁護士にするかを選べるということです。

 

 

私選弁護人はどのタイミングでも依頼することができるため、逮捕当日に依頼して勾留阻止のための活動をしてもらうことも可能です。

 

 

当番弁護士とは

当番弁護士とは、逮捕・勾留された方のために、弁護士会が留置場に派遣する弁護士です。当番弁護士についても、国選弁護人と同様に、どの弁護士にするかを選ぶことはできません。

 

 

当番弁護士は身柄拘束されている限りどのタイミングでも呼ぶことができます。ただし、1回接見するだけで継続的な弁護をしてくれるわけではありません。

 

 

継続的な弁護を依頼したい場合は、私選弁護人として契約するか勾留されるまで待って国選弁護人になってもらう必要があります。

 

 

国選弁護人と私選弁護人の違いについては以下のページで詳しく解説しています。
国選弁護人と私選弁護人の違いを弁護士が解説

 

 

当番弁護士の詳細については以下のページで詳しく解説しています。
当番弁護士とは?逮捕後すぐに呼べる無料の弁護士を活用しよう!

 

 

逮捕後に弁護士に連絡する方法

逮捕後に弁護士に連絡する方法

 

国選弁護人への連絡

①本人からの連絡方法
逮捕された本人は、留置場の中から国選弁護人を呼ぶことができます。

 

 

難しい手続きは不要です。警察署の職員に、「国選弁護人を呼んでください。」と言えば、警察署→法テラス→弁護士という順番で連絡が入るシステムになっています。

 

 

検察庁や裁判所で国選を希望し、検察庁(裁判所)→法テラス→弁護士という流れで連絡を入れてもらうこともできます。

 

 

②家族からの連絡方法
逮捕された方のご家族が、直接、国選弁護人を呼ぶことはできません。国選弁護人がついているかどうかや国選弁護人の氏名等について、家族が警察署や弁護士会に問い合わせても教えてもらえません。

 

 

本人と接見した国選弁護人が家族に連絡するか、家族が本人と面会し、国選弁護人の氏名や電話番号などを教えてもらって連絡をとるしかコンタクトする方法はありません。

 

 

国選弁護人のなかには家族に連絡をしない弁護士もいますので、長期間、弁護士と連絡がとれないこともあります。

家族が逮捕された後に弁護士から連絡がこない場合の対処法

 

 

私選弁護人への連絡

①本人からの連絡方法

逮捕された時点で私選弁護人がついていない場合、留置場で本人が電話やインターネットを使って私選弁護人を探すことはできないため、家族に私選弁護人を探してもらうことになります。

 

 

本人が逮捕される前から私選弁護人に依頼していれば、逮捕されても、警察の職員を通じて、「接見にきてください」という連絡を弁護士に入れることができます。連絡を受けた弁護士は、留置場にかけつけ本人と接見します。

 

 

②家族からの連絡方法
本人が逮捕されたことを知った家族がインターネット等で私選弁護人を探して連絡することになります。

 

 

当番弁護士への連絡

①本人からの連絡方法
逮捕されると、留置場の中から当番弁護士を呼ぶことができます。

 

 

警察署の職員に「当番弁護士を呼んでください。」と言えば、警察署が弁護士会に連絡し、弁護士会がその日の候補者リストにのっている弁護士の中からランダムに当番弁護士を選んで留置場に派遣します。

 

 

②家族からの連絡方法
当番弁護士については、国選弁護人と異なり、逮捕された方の家族や友人から連絡を入れて依頼することができます。

 

 

ご家族が連絡する場合は、逮捕された警察署がある都道府県の弁護士会に電話してください。
【全国版】当番弁護士の連絡先リストはこちら

 

 

その後は、弁護士会が当番弁護士に連絡して、本人と接見するよう指示します。

 

 

逮捕の弁護士費用

逮捕後の弁護士費用

 

国選弁護人の弁護士費用

国選弁護人の弁護士費用は、多くのケースで無料となります。

 

 

もっとも、国選弁護は税金によって運営されているため、国選弁護人を利用できるのは、次の2つのどちらかに当てはまる場合に限られます。

 

 

①資産の合計が50万円未満であること

②弁護士会から当番弁護士を派遣してもらったが、受任してもらえなかったこと

 

 

国選弁護人がついた後で50万円以上の資産があることが判明した場合は、弁護士費用を請求されることがあります。
国選弁護人でも費用がかかる!?訴訟費用が生じるケースを解説

 

 

私選弁護人の弁護士費用

私選弁護人の弁護士費用は事務所によってさまざまです。軽微な事件で逮捕された場合、弁護士費用の相場は66円~220万円前後になります(税込)。
*初犯で容疑を認めている場合の費用相場です。

 

 

当番弁護士の弁護士費用

当番弁護士の弁護士費用は無料です。ただ、当番弁護士は一度接見してくれるだけです。継続的に弁護してもらいたいときは、お金を払って私選弁護人として契約するか、勾留後に国選弁護人として担当してもらうことになります。

 

 

逮捕後どの弁護士に連絡すべき?

逮捕後どの弁護士に連絡すべき?

 

逮捕後に連絡することができる弁護士は、国選弁護人、私選弁護人、当番弁護士の3種類です。それでは、どの弁護士に連絡するのがベストでしょうか?

 

 

当番弁護士は1回接見してくれるだけですので、継続的に弁護を依頼するのであれば、国選弁護人か私選弁護人ということになります。

 

 

結論から言うと、弁護士費用を準備できるのであれば、私選弁護人に依頼した方がよいです。理由は以下の2つです。

 

 

①勾留阻止に向けた活動ができる

②依頼者がどの弁護士にするかを選べる

 

 

①勾留阻止に向けた活動ができる

私選弁護人はいつでも選任することができます。逮捕されてから勾留を阻止するためのタイムリミットは、最短で1日、最長でも3日しかありません。

 

 

この期間内に接見や意見書の提出などひととおりの弁護活動をするためには、少しでも早く弁護士に連絡し、依頼をする必要があります。

 

 

私選弁護人であればいつでも連絡をとって依頼することができるため、勾留を阻止できる可能性が高まります。

 

 

これに対して、国選弁護人は勾留されたことが選任の要件になるため、どんなに頑張っても絶対に勾留を阻止することはできません。

 

 

②依頼者がどの弁護士にするかを選べる

ほとんどの弁護士は民事事件をメインに活動しています。刑事事件は国選や当番で年に数件しかやらないという弁護士がほとんどです。国選弁護人を呼ぶとそのような弁護士がつく可能性がかなり高いです。

 

 

一方、最近では都市部を中心として、刑事事件に特化している法律事務所も増えてきました。このような事務所であれば刑事事件の経験やノウハウを蓄積しているため、質の高い弁護を受けられるでしょう。

 

 

私選弁護人であれば、刑事事件の経験や実績のある「刑事事件に強い弁護士」に依頼することができます。

 

 

刑事事件で逮捕されれば、逮捕された本人や家族の人生が一変してしまうこともあります。一度前科がつけば一生消えません。後悔しないように依頼者の側で選べる私選弁護人に連絡をいれた方がよいでしょう。

 

 

私選弁護人の弁護士費用の相場

私選弁護人の弁護士費用の相場

 

弁護士費用を準備できるのであれば私選弁護人に依頼するのがベストです。

 

 

痴漢、盗撮、暴行、万引きなどの軽微な犯罪で逮捕され、容疑を認めているケースでは、弁護士費用の相場はトータルで66万円~220万円程度になります(税込)。

 

 

弁護士費用の相場といっても、安いところと高いところで金額が3倍以上も違ってきます。どうしてこんなに差があるのでしょうか?

 

 

高額な費用の弁護士が優秀かというと、必ずしもそういうわけではありません。

 

 

私選弁護を手がける法律事務所はインターネットで集客しています。そのため、ネット広告を大々的に展開している事務所は、巨額の広告費用を回収するため、弁護士費用が高くなりがちです。

 

 

依頼者の側も家族が逮捕されてパニックになっているため、「ちょっと弁護士費用が高いんじゃないか?」と思っても、「刑事弁護はスピードが命です」等と言われて、そのまま契約してしまうことが少なくないようです。

 

 

弁護士費用が高すぎて示談金を用意できなかった-そのような最悪のケースにならないよう、複数の法律事務所に連絡し、費用の見積もりをとることをおすすめします。

 

 

【逮捕】弁護士費用の予算と私選・国選の見極め

私選は示談金と弁護士費用のトータルで考える

私選弁護人に依頼する際は、トータルの費用として、弁護士費用と示談金をみておく必要があります。次のケースを前提として、予算別に私選にすべきか国選にすべきかを解説します。

 

逮捕後の弁護士費用の相場

 

【逮捕された犯罪】
迷惑防止条例違反(痴漢盗撮)、暴行、軽度の傷害万引き

 

【逮捕された方】
初犯で容疑を認めている→最悪でも略式裁判で罰金刑。公判請求されることはまずない。

 

【弁護士費用の相場は66万円~220万円】
①弁護士費用の安い法律事務所…総額66万円
②弁護士費用が普通の法律事務所…総額110万円
③弁護士費用が高い法律事務所…総額220万円

*全て税込です。
*66万円~220万円というのは上記の条件を全て満たす場合の弁護士費用の相場です。無罪を主張している場合や重大犯罪の場合、前科・前歴がある場合は相場が上がります。

 

 

予算が50万円の場合

弁護士費用と示談金にあてるトータルの予算が50万円の場合は、少し予算を追加すれば、弁護士費用の安い法律事務所に依頼することはできます。ただ、示談金にあてるお金がなくなってしまいます。

 

 

そのため、私選弁護人ではなく国選弁護人にした方がよいでしょう。ただ、万引きの場合は数万円で示談がまとまることもありますので、私選を検討してもよいでしょう。

 

 

予算が100万円の場合

弁護士費用と示談金にあてるトータルの予算が100万円の場合は、弁護士費用の安い法律事務所に依頼した場合、30万円超の示談金を準備できることになります。

 

 

30万円超で必ず示談が成立するかどうかはわかりませんが、痴漢・盗撮・暴行・軽度の傷害のいずれにおいても、示談金の相場を下回っているわけではありませんので、示談がまとまる余地は十分にあります。

 

 

予算に10万円をプラスすれば弁護士費用が普通の法律事務所に依頼することはできますが、示談金にあてるお金がなくなってしまうので、得策ではありません。

 

 

予算が200万円の場合

弁護士費用が安い法律事務所に依頼すれば、示談金が100万円以上準備できることになり、示談が成立する可能性が高くなります。実際は示談金が100万円を超えることはまずないので、予算が余ることになると思われます。

 

 

弁護士費用が普通の法律事務所に依頼しても、示談金が100万円近く確保できることになるので、示談が成立する可能性が高くなります。

 

 

予算を20万円追加すれば、弁護士費用が高い法律事務所に依頼できますが、示談金に回せるお金がなくなってしまうため得策ではありません。

 

 

予算が300万円の場合

弁護士費用の高い・安いにかかわらずどの法律事務所に依頼しても、少なくとも100万円近い示談金を確保できることになるため、示談が成立する可能性が高くなります。

 

 

【逮捕】ウェルネスの弁護士費用

上記の条件を満たす場合は、ウェルネスの弁護士費用は総額で55万円になります(税込)。「予算は限られているけれども私選弁護を依頼したい。」という方は、ぜひウェルネス法律事務所03-5577-3613へお電話ください。

刑事事件の弁護士費用が安い法律事務所

 

 

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