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特殊詐欺の弁護士費用の相場は?無料で依頼できる弁護士も解説!
特殊詐欺で家族が逮捕されたらまずは弁護士に相談しましょう。弁護士に相談するにあたって気になるのが弁護士費用です。費用のことが気になり相談するのをためらっている方もいるかもしれません。
☑ 特殊詐欺の弁護士費用の相場は?
☑ 特殊詐欺の弁護士費用を無料にできる?
☑ 特殊詐欺の弁護士費用を節約する方法は?
このような疑問点について、多くの特殊詐欺の弁護を手がけてきたウェルネス法律事務所の弁護士 楠 洋一郎がわかりやすく解説しました。ぜひ参考にしてみてください!
ウェルネスは法テラス出身の弁護士が設立した弁護士費用が安い法律事務所です。
目次
特殊詐欺とは?
特殊詐欺とは主として高齢者をターゲットにした組織的な詐欺のことです。
特殊詐欺グループは、被害者にだましの電話をするかけ子、被害者と接触して現金やカードをだましとる受け子、かけ子や受け子に指示をする指示役、受け子を勧誘するリクルーター等によって構成されます。
特殊詐欺の手口はこうです。まずかけ子が被害者の親族や公共機関の職員等のふりをして、被害者に電話します。かけ子は言葉巧みに被害者をだまして「現金が必要になった。自分は行けないので部下をそっちに行かせる」等と言って、受け子を被害者のもとに行かせます。
受け子は指示役から指示された通りに被害者に声をかけ、被害者から現金やキャッシュカードをだましとります。
かけ子が「医療費が返還されます」等と言って被害者をだまし、詐欺グループの口座にお金を振り込ませる手口もあります(還付金詐欺)。
特殊詐欺は社会問題になっており、検挙されれば逮捕⇒勾留⇒起訴され、初犯でも実刑になることが多いです。
⇒特殊詐欺で逮捕されたら?弁護士の呼び方・選び方や弁護士費用について
特殊詐欺の弁護士費用の種類は?
特殊詐欺の弁護を私選弁護人に依頼した場合、弁護士費用が発生します。弁護士費用の種類は以下のとおりです。
法律相談料 | 法律相談の際にお支払いただく費用です。 |
着手金 | 弁護活動を始めるにあたってお支払いただく費用です。着手金は結果にかかわらず返金されないことが多いです。 |
報酬金 | 弁護活動によって一定の成果を達成したときにお支払いただく費用です。特殊詐欺のケースでは、釈放(保釈)や執行猶予のタイミングで報酬金が発生します。 |
接見日当 | 弁護士が接見する際に発生する費用です。 |
出廷日当 | 弁護士が裁判所に出廷する際に発生する費用です。 |
実費 | コピー代、弁護士が移動する際の電車賃などです。 |
着手金や報酬金は契約で決められたタイミングでまとまった金額を支払います。接見日当や出廷日当は出張1回あたりいくらという形で発生します。預託金として最初に一定額を預けてもらう弁護士事務所もあります。
特殊詐欺の弁護士費用の相場は?
1.自白事件の費用相場
特殊詐欺の弁護士費用の相場は、罪を犯したことを認めるケースで100万円~200万円です。特殊詐欺は逮捕・勾留・起訴されることが多く、長期にわたる弁護活動が必要になることから、弁護士費用も通常の詐欺事件に比べて高くなります。
2.否認事件の費用相場
特殊詐欺の否認事件の費用相場は150万円~250万円です。
無罪を求める否認事件の場合は、自白調書をとられないよう弁護士がひんぱんに接見する必要があります。
起訴されれば検察官の手持ち証拠を幅広く検討し、検察側の証人として出廷した被害者や共犯者に対して反対尋問を行います。否認事件の方が弁護士の仕事量が多くなるため、費用も自白事件より高くなります。
3.再逮捕・追起訴された場合の弁護士費用
特殊詐欺の被疑者は、かけ子にせよ受け子にせよ、複数の被害者をだましているのが通常です。複数の被害者をだましている場合、逮捕や起訴は、被害者1名ごとに個別になされることが多いです。
そのため、被害者Aに対する特殊詐欺で逮捕・起訴された後に、被害者にB対する同様の詐欺で再逮捕・追起訴されることが少なくありません。
⇒再逮捕とは?報道や執行猶予との関係など「気になること」を全解説
再逮捕・追起訴された場合は、弁護士の接見や出廷の回数が増え、示談交渉も複数の被害者との間で行うことになるため、追加料金が発生することが多いです。
特殊詐欺の弁護士費用が無料になる?
特殊詐欺で逮捕された場合、私選弁護人に依頼すると弁護士費用がかかりますが、当番弁護士や国選弁護人を利用した場合は、無料で活動してもらうことができます。以下では当番弁護士と国選弁護人について解説します。
1.【常に無料】当番弁護士とは
特殊詐欺で逮捕されたら当番弁護士を呼ぶことができます。当番弁護士とは弁護士会から派遣され逮捕・勾留された被疑者と接見する弁護士です。当番弁護士の費用は無料です。
当番弁護士は逮捕されればいつでも呼ぶことができます。当番弁護士の呼び方は、逮捕された本人が警察官に「当番弁護士を呼んでください。」と言うだけです。あとは警察や弁護士会が手続をしてくれます。
当番弁護士は逮捕された本人だけでなく家族も呼ぶことができます。家族は本人が逮捕された警察署の所在地を管轄する弁護士会に電話して、当番弁護士を呼ぶことになります。
特殊詐欺のかけ子や受け子は、被害者が被害届を出した警察署(=被害者の自宅近くの警察署)に逮捕されることが多いです。
例えば、大阪に住んでいる方が東京で受け子をして東京の警察署に逮捕された場合、家族が当番弁護士を呼ぶために電話するのは東京の弁護士会になります。
⇒当番弁護士とは?逮捕後すぐに呼べる無料の弁護士を活用しよう!
2.【ほぼ無料】国選弁護人とは
特殊詐欺で勾留されたら国選弁護人を選任してもらうことができます。国選弁護人とは、経済事情等により私選弁護人に依頼できない方のために、裁判所(国)が選任した弁護人です。
国選弁護人の弁護士費用は、当番弁護士のように例外なく無料というわけではありませんが、多くのケースで無料になります。
⇒国選弁護人とは?私選弁護人との違いや費用、デメリットを解説
国選弁護の制度は税金によって運営されていますので、誰でも利用できるわけではありません。利用できるのは原則として資産が50万円未満の方に限られます。「お金がある人は私選弁護人に依頼してください」ということです。
特殊詐欺の弁護士費用が無料-デメリットは?
1.当番弁護士のデメリット
当番弁護士が接見してくれるのは1回だけです。そのため、特殊詐欺で逮捕された後の流れや取調べにどう対応すればよいかを教えてもらうことぐらいしか期待できません。
当番弁護士は依頼する側で弁護士を選ぶことはできません。そのため、特殊詐欺の弁護を経験したことがない弁護士ややる気にかける弁護士にあたることもあります。
特殊詐欺で逮捕されれば勾留⇒勾留延長を経て起訴される可能性が高いです。「無料で継続的に弁護してもらいたい」という場合は、当番弁護士に国選弁護人になってもらう必要があります。
2.国選弁護人のデメリット
特殊詐欺で逮捕された直後に国選弁護人を呼ぶことはできません。裁判所に国選弁護人をつけてもらえるのは勾留された後になります。このように国選弁護人には、逮捕直後の最も不安で弁護士のアドバイスが必要なときに動けないというデメリットがあります。
国選弁護人も依頼する側で弁護士を選ぶことはできません。特殊詐欺のケースでは、再逮捕や追起訴が続き手続が長期化することが多く、国選弁護人の場合は実質赤字になることが少なくありません。そのため、精力的に動いてくれない弁護士もいるようです。
特殊詐欺の弁護士費用を節約する方法は?
当番弁護士や国選弁護人には無料で利用できるというメリットがある反面、上で説明したようなデメリットもあります。充実した弁護を受けるためには私選弁護人も検討してみてください。
私選弁護人に依頼する場合はどうしても弁護士費用はかかってしまいますが、以下の方法により弁護士費用を節約することができます。
1.大手の事務所にこだわらない
特殊詐欺のような刑事事件はインターネットによる集客が一般的です。大手の事務所は、ネットマーケティングを大々的に活用して集客していることが多く、膨大なマーケティング費用が弁護士費用に上乗せされる傾向にあります。
弁護士費用が高いからそれだけ充実した弁護を受けられるというわけではありません。弁護士費用を節約するためには、ネットマーケティングにそれほど費用をかけていない小規模な事務所がオススメです。
2.警察署近くの弁護士事務所に依頼する
特殊詐欺で逮捕されると2,3日で釈放されることはなく、勾留される可能性が高いです。そのため、弁護士が接見に行く回数も多くなります。
依頼した事務所が留置先から遠い場合は、弁護士が接見に行く度に交通費や接見日当が発生することが多く、接見の度に費用が増えていきます。
警察署近くの事務所に依頼すれば、交通費や接見日当が発生しないことが多いので、費用を節約できます。東京23区内の警察署に逮捕されている場合は、23区内の弁護士事務所に依頼した方がよいでしょう。
⇒逮捕されたらすぐに弁護士を呼ぼう!弁護士費用や呼び方を解説
3.複数の料金プランを比較する
特殊詐欺の弁護士費用にも相場がありますが、事務所によってかなり費用が異なります。特殊詐欺で弁護士に相談される方は、息子や夫が逮捕されて非常に動揺しています。
そのため、「費用が高い」と思っても、「どこの事務所でも同じだろう」と考えてしまい、その場の流れで依頼してしまうことが多いようです。複数の事務所の料金プランを比較するだけで、数十万円の費用を節約できることも多々あります。
特殊詐欺の弁護士費用が安い!ウェルネス法律事務所
ウェルネスの特殊詐欺の弁護士費用は、再逮捕や追起訴がなく、容疑を認めているケースで99万円です(税込)。内訳は以下のとおりです。
着手金 | |
起訴前の着手金 | 33万円 |
起訴後の着手金 | 22万円 |
示談交渉の着手金 | 無料 |
保釈請求の着手金 | 無料 |
報酬金 | |
保釈の報酬金 | 22万円 |
示談交渉の報酬金 | 無料 |
執行猶予の報酬金 | 22万円 |
その他 | |
接見日当 | 無料 |
出廷日当 | 無料 |
実費 | 無料 |
ウェルネスでは、弁護士自らSEO対策やウェブコンテンツの作成を行っています。マーケティングを内製化することにより広告費を極限まで圧縮しているため、他の事務所と比べてリーズナブルな料金プランになっています。
特殊詐欺に強い弁護士へ無料相談
ウェルネス法律事務所では特殊詐欺で逮捕された方のご家族のために、1時間の無料相談を実施しています。ご家族が特殊詐欺で逮捕された方はウェルネス(03-5577-3613)へお気軽にご連絡ください。
ウェルネスは東京駅の近くにあり、遠方からもアクセスしやすい事務所です。東京で一人暮らしをしていた息子(娘)が特殊詐欺で逮捕された-このような方からのご相談も積極的にお受けしております。