- トップ
- > ひき逃げは弁護士へ相談!不起訴になる事例や理由、方法を解説
- > ひき逃げの弁護士費用の相場は?弁護士費用特約は利用できる?
ひき逃げの弁護士費用の相場は?弁護士費用特約は利用できる?
☑ ひき逃げで家族が逮捕された
☑ ひき逃げで警察が家に来た
このようなケースでは誰しも弁護士に相談することを考えるでしょう。もっとも、弁護士費用がどの程度になるのか気になるところです。
そこで、このページでは刑事事件に詳しい弁護士 楠 洋一郎がひき逃げの弁護士費用の相場について解説しました。弁護士費用特約についても説明していますので、ぜひ参考にしてみてください!
ひき逃げとは?
ひき逃げとは車やバイクを運転中に人身事故を起こしたにもかかわらず、負傷者を救護せずにその場から立ち去ることです。ひき逃げは過失運転致死傷罪と道路交通法違反(救護義務違反)の2つの犯罪からなります。
被害者に重傷を負わせたひき逃げ事件では、被疑者が逮捕・勾留されることが多いです。被害者が軽傷のひき逃げ事件では、逮捕されずに捜査が進められることもあります。
ひき逃げの罰則は15年以下の懲役または200万円以下の罰金です。
ひき逃げの弁護士費用の種類は?
ひき逃げの弁護士費用の種類は以下の6つです。
弁護士費用の種類 | 弁護士費用の内容 |
法律相談料 | 弁護士に法律相談をする際の料金です。30分あたり5500円(消費税込)が相場です。 |
着手金 | 弁護活動を依頼する際に支払う費用です。着手金は成果にかかわらず返金されないことが多いです。 |
報酬金 | 一定の成果が出ることを条件として支払う費用です。ひき逃げ事件の場合は、「事件化阻止」、「釈放」、「不起訴」、「執行猶予」等のタイミングで報酬金が発生します。 |
接見費用 | 弁護士が接見に行く度に発生する費用です。接見1回あたり3~5万円のことが多いです。逮捕されていなければ、弁護士が接見する必要がないため、接見日当は生じません。 |
出廷日当 | 弁護士が出廷する度に発生する費用です。出廷1回あたり2~5万円のことが多いです。 不起訴や略式起訴で終了した場合、弁護士が出廷することはありませんので、出廷日当は生じません。 |
実費 | 交通費や記録のコピー代になります。 |
ひき逃げの弁護士費用の相場は?
ひき逃げの弁護士費用の相場は、逮捕されているケースで80~160万円、逮捕されていないケースで60~120万円になります。
逮捕されていれば、弁護士が留置場に接見に行ったり釈放に向けた活動をする必要があるため、逮捕されていない事件よりも費用が高くなります。
ひき逃げを否認して刑事裁判で無罪を求める場合、例えば「被害者に接触した認識がない」と主張する場合は、上記の費用よりも高くなります。
ひき逃げで弁護士費用特約を利用できる?
任意保険に加入し弁護士費用特約のオプションを付けている場合は、ひき逃げであっても弁護士費用特約を利用できることがあります。保険の約款によって取扱いが変わってきますので、まずは保険会社に確認してみてください。
弁護士費用特約を利用できる場合でも、利用できる局面は被害者側との示談交渉や民事裁判に限られます。刑事弁護に弁護士費用特約は適用されません。
そのため、以下の弁護士の活動について保険会社が弁護士費用を払ってくれることはありません。
・警察署への自首同行
・接見
・検察官・裁判官への意見書の提出
・保釈請求
・公判弁護活動
弁護士費用特約は刑事事件には適用されませんし、弁護士の選任や保険会社の承認に時間がかかるため、迅速に動く必要があるひき逃げ事件にはあまり向いていないといえるでしょう。
ひき逃げの加害者側ではなく被害者側が弁護士費用特約を利用することはよくあります。
ひき逃げの弁護士費用を節約する方法は?
ひき逃げに強い弁護士が解説!