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盗撮の再犯を防ぐための方法

このページはウェルネス法律事務所の弁護士 楠 洋一郎が執筆しています。

 

 

盗撮の再犯防止-3つのアプローチ

性犯罪は再犯の可能性が高いと言われていますが、逮捕されても盗撮をやめられない方がいます。このような方は、盗撮したいという衝動をコントロールできず、依存症になっている可能性があります。

 

重度のケースでは、盗撮(迷惑防止条例違反)で逮捕・起訴され保釈中に、再び盗撮をして逮捕される方もいます。最終的には実刑になり、家族も仕事も失ってしまいます。

 

自分自身のためにも、大切な家族のためにも、再犯防止を徹底する必要があります。再犯防止のためには、次の3つのアプローチが有効です。

 

1.専門のクリニックに通う

2.盗撮できる状況をなくす

3.家族に協力してもらう

 

以下では、これら3つのアプローチについて弁護士が解説していきます。

 

1.専門のクリニックに通う

依存症の傾向がある場合、自分の力だけで、再発を防ぐことは容易ではありません。医師やカウンセラーのサポートを受けることによって、衝動をコントロールする方法を学んだ方がよいでしょう。

 

以下に、東京・横浜で性依存症に対応している医療機関をまとめました。

 

【性依存症に対応している医療機関】

名称

所在地

電話番号

榎本クリニック

東京都豊島区西池袋1-2-5

03-3982-5321

ゆうメンタルクリニック上野院

東京都台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル8F

03-6663-8813

ゆうメンタルクリニック池袋東口院

東京都豊島区東池袋1-7-5 池袋イースタンビル

03-5944-8883

ゆうメンタルクリニック池袋西口院

東京都豊島区西池袋1-15-9 第一西池ビル7F

03-5944-9995

ゆうメンタルクリニック渋谷院

東京都渋谷区道玄坂1-3-1 飯島ビル6F

03-5459-8885

ゆうメンタルクリニック新宿院

東京都新宿区西新宿1-11-11 河野ビル2F

03-3342-6777

ゆうメンタルクリニック秋葉原院

東京都千代田区神田佐久間町2-1 大原ビル2F

03-3863-8882

大石クリニック

神奈川県横浜市中区弥生町4-41大石第一ビル

045-262-0014


医療機関の提供する治療プログラムには、①グループミーティング、②カウンセリング、③薬物療法の3つがあります。

 

①グループミーティング

グループミーティングは、「みんなで助け合いながら依存症を克服していくアプローチ」です。

 

性的な問題を抱えた人達が集まり、参加者ひとりひとりが、各自の体験や再発防止のために努力していることを発表していきます。参加者の中には盗撮で逮捕された経験のある方もいるでしょう。そのような方の体験談を聞き、自らの更生に活かしてもらいます。

 

性の問題はなかなか人には話しづらいものです。「悩んでいるのは自分だけではないんだ。」と実感できることは大きな励みになります。 

 

ミーティングでは、氏名等の個人情報は伏せて発表しますので、情報が外に漏れることはありません。

 

②カウンセリング

カウンセリングは、グループミーティングとは異なり、医師や臨床心理士によって行われます。人前で話をするのが苦手な方は、グループミーティングよりもカウセリングの方が入っていきやすいでしょう。

 

グループミーティングでは人とのつながりができる反面、自身の悩みに深くむきあってもらえるわけではありません。1対1の環境でじっくり話を聞いてもらうことで、自身の問題点を深く分析することができます。

 

③薬物療法

 抗うつ薬の一種であるSSRIには、副作用として勃起不全や性欲の減退が生じることが知られています。

 

性依存症のなかには悩みを抱えてうつ気味の方も少なくありません。そのような方には、精神科医にSSRIを処方してもらい、副作用を逆手にとって再発防止に役立てます。

 

 これらの対処法を併用しながら再発防止を図ります。

 

2.盗撮できる状況をなくす

盗撮したいという衝動そのものを根絶することは容易ではありません。そのため、まずは「盗撮しようと思えばできる状況」を作らないようにすることが大切です。

 

以下では盗撮できる状況をなくすための取り組みを紹介しています。

 

①携帯電話のレンズを破壊する

携帯電話を使って盗撮したケースでは、携帯電話のレンズを錐などで破壊することによって、物理的に盗撮できない状態にしてもらいます。

 

②エスカレーターを使用しない

駅構内や商業施設のエスカレーター上で盗撮した場合は、エスカレーターは一切使わず、階段やエレベーターで移動するようにします。

 

③小型カメラを廃棄する

小型カメラを使用して盗撮をしたケースでは、手持ちの小型カメラを全て廃棄してもらいます。小型カメラの販売サイトも閲覧しないようにします。

 

④携帯電話を鞄に入れない / 鞄を変える

携帯電話を入れた鞄をスカートの下に置いて盗撮したケースでは、携帯電話を鞄に入れない、ビジネスバッグをリュックサックに変える等の取り組みが考えられます。

 

⑤携帯電話に鈴をつける

携帯電話に鈴をつけ、動かすたびに音がなるようにすることによって、盗撮したくてもできない状況にします。

 

⑥携帯電話の待ち受け画面を妻や子供の写真にする

愛する家族に抑止力になってもらいます。

 

⑦妻からもらった数珠や指輪をつける

常に家族の存在を身近に感じてもらうことで、盗撮に走らないようにします。

 

3.家族に協力してもらう

本人の力だけで依存症を克服することは容易ではありません。更生するためには、家族の協力も必要です。以下具体的に見ていきます。

 

①家族に携帯電話の中身をチェックしてもらう

自宅にいるときは、家族に携帯電話を預けて、保存されているデータをランダムにチェックしてもらいます。あらかじめ家族に携帯電話のパスワードを教えておきます。

 

②家族に付き添ってもらう

通勤の際に、家族に最寄り駅まで付き添ってもらうことが考えられます。クリニックに通院する際に付き添ってもらってもよいでしょう。家族の存在を意識することが再発防止につながります。

 

③コミュニケーションの機会をなるべく多くとる

本人がストレスをため込んでいることが盗撮の一因になっていることが少なくありません。家族間でコミュニケーションを十分にとり、本人の悩みやストレスに耳を傾けてもらいます。

 

 

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