盗撮目的で設置したスマホが回収されたが自首して逮捕・起訴を回避できたケース

この記事の執筆:弁護士 楠 洋一郎(登録番号第39896号)

 

 

事件の概要

ご本人(30代男性・会社員)が、盗撮目的で、コンビニの男女兼用トイレに動画撮影モードにしたスマートフォンを設置した事件。設置からしばらくして、スマートフォンを回収するために再びトイレに戻ったところ、仕掛けたはずの端末が何者かによって持ち去られており、なくなっていました。

 

 

ご本人は以前、盗撮目的でトイレに入ったことにより建造物侵入で逮捕され、罰金前科がありました。

 

 

処分の内容

不起訴処分(起訴猶予)

 

 

弁護活動

警察がスマートフォンを捜査すれば容易に犯人を特定することが可能です。ご本人には同種の前科もあったことから、いつ逮捕されてもおかしくない状況でした。

 

 

そのため、ご本人から依頼を受けた当日の夜、弁護士がご本人やご本人の両親と一緒に警察署に出頭しました。動き出しが早かったこともあり、まだ犯人は特定されておらず、自首が成立しました。

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当日、警察署内で弁護士立ち会いのもと、ご両親に身柄請書を書いてもらい、ご本人は逮捕されることなく帰宅することができました。

 

 

その後、弁護士が盗撮の被害者と交渉し示談をまとめ、被害届を取り下げてもらいました。

 

 

建造物侵入罪でも立件されていたため、弁護士がコンビニのオーナーと粘り強く交渉し示談をまとめ、被害届を取り下げてもらいました。こうした活動の結果、同種の前科があったにもかかわらず、盗撮も建造物侵入も共に不起訴処分となりました。

 

 

弁護士のコメント

出頭がもう少し遅れていれば、逮捕もありうる事案でした。犯人が特定された後に出頭しても自首にはなりません。出頭した時点で逮捕状が出ていれば、そのまま逮捕されてしまいます。

 

 

自首は時間との勝負ですので、本事例のように緊急性が高い事案の場合は、即日出頭することも可能です。

 

 

弁護士費用

55万円(税込・実費込)

*弁護士が自首に同行したため、通常料金(44万円)よりも11万円増額されています。

 

 

盗撮事件の処分は、被害者との示談状況や前科の有無・内容等によって大きく変わってきます。ご自身の状況に近い事例を確認し、今後の見通しを立てるための参考にしてください。

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【この記事の作成者】

弁護士 楠 洋一郎(第二東京弁護士会所属 / 登録番号:第39896号)

[事務所名:ウェルネス法律事務所]

 

刑事事件の弁護士経験15年以上。これまで約3000件の刑事事件を取り扱い、うち盗撮事件は約550件、盗撮の自首同行は100件以上の実績があります。

 

迅速な示談交渉による不起訴獲得や、自首同行による逮捕回避など、盗撮事件の豊富な実務経験に基づき本記事を執筆しました。

 

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