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売春防止法違反と愛人募集の掲示板

このページは弁護士 楠 洋一郎が執筆しています。

 

 

売春防止法違反になる掲示板への書込み

売春防止法違反と聞くと、路上で客待ちをしている女性を思い浮かべるかもしれません。ひと昔前はそのようなケースが多かったですが、最近は、インターネット上の愛人募集の掲示板に、愛人志願の書き込みをしたところ、売春防止法違反で検挙されるケースが増えています。

 

「愛人契約を希望」等と掲示板に書き込むと、「公衆の目にふれるような方法で、人を売春の相手方となるように勧誘した」として、売春防止法違反(売春勧誘罪)になります。

 

刑罰は6ヶ月以下の懲役または1万円以下の罰金です。

 

掲示板への書込みと売春防止法違反-捜査の流れ

警察は、サイバーパトロールにより問題となる書込みを見つけると、IPアドレスを特定して書込みをした人の家宅捜索を行い、掲示板にアクセスしたスマートフォンやパソコンを押収します。

 

本人が不合理な否認をしない限り、逮捕される可能性は低いです。捜査員が、押収したスマートフォン等を解析したり、本人に1、2度警察署に来てもらい、取調べをして供述調書を作成します。

 

その後、警察は、事件を検察庁に引き継ぎます(書類送検)。送検されると担当の検察官が決まり、1,2カ月後に処分を決めることになります。

 

掲示板への書込みと売春防止法違反-刑事処分

書込みをしたことを認めている場合、初犯であれば、不起訴処分が罰金のどちらかになります。両者の大きな違いは前科がつくか否かです。不起訴処分は、「裁判所に起訴して刑罰を求めることはしない」という処分であり、裁判所から有罪判決を下されるわけではないので、前科はつきません。

 

これに対して、罰金は、略式裁判という簡単な裁判によって宣告されますが、有罪判決であることに変わりはないため、前科がつくことになります。

 

不起訴処分になるか罰金になるかは、書き込みの内容・頻度、売春の状況、本人の反省状況等によります。

 

売春防止法違反の弁護活動

売春防止法違反の弁護活動としては次の2つがメインとなります。

 

①不起訴処分を獲得する

掲示板への書込みで検挙される方の多くは、きちんと仕事をしているごく普通の女性です。そのような方々にとって、「売春防止法違反」という罪名で前科がつくことは、耐えがたいことと思われます。

 

不起訴処分を獲得するため、弁護士が検察官に意見書を提出し、悪質な事案ではないことや本人が反省しており再犯の恐れがないこと等を主張します。犯罪の性質上、示談をする必要はありませんが、反省の気持ちを形にするため、贖罪寄付をしてもよいでしょう。

 

②家族に知られないようにする

前科がつかないようにすることと並んで、家族に知られないようにすることも重要な弁護活動です。

 

家宅捜索の際、同居の家族に事案の概要を知られてしまうことは避けられませんが、それ以降は、事前に弁護士が警察の担当者や、検察官、裁判所に申し入れをすることにより、ご家族に内密に手続を進めることも可能です。

 

詳細は以下のページをご覧ください。

刑事事件と身元引受人

刑事事件が家族に知られるタイミングと知られないようにする方法

 

ウェルネスの弁護士は、売春防止法違反(掲示板への書込み)で複数の不起訴獲得の実績があります。まずは弁護士へご相談ください。

                                                  

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