【不同意わいせつ】電車内の痴漢で迷惑防止条例違反で不起訴になった事件

この記事の執筆:弁護士 楠 洋一郎(登録番号第39896号)

 

 

事案の概要

ご本人(30代男性・公務員)が駅のホームで着衣の上から女性のお尻を触ったとして、警戒中の私服警官に不同意わいせつ罪で現行犯逮捕された事件。ご本人は電車内で何度か同じ女性に痴漢をしたことがあり、女性が警察に相談していました。

 

 

弁護活動

事件当日、複数の私服警官がご本人や女性と同じ電車に乗っていました。ご本人はその日は痴漢をしておらず、ホームに降りて改札に向かおうとしたところ、私服警官にいきなり「今触っただろ」と言われて取り押さえられました。

 

 

ご本人は「瞬時のことで同意しない意思を形成することが困難な状況」で臀部を触ったとして、不同意わいせつ罪で現行犯逮捕されました。ご本人はホーム上で触った認識がなかったため否認することになりました。過去の痴漢については黙秘することになりました。

 

 

逮捕された事件については、ご本人は意識して触ったことはないものの、ラッシュアワーの時間帯に人込みの中を歩いていたこともあり、もしかしたら触れてしまったかもしれないとのことでした。そのため、女性と示談をして不起訴を獲得する方針で進めることになり、弁護士が検察官から女性の電話番号を教えてもらい、示談交渉に入りました。

 

 

また、弁護士が検察官に対して、従来の痴漢の処分傾向をふまえ、不同意わいせつ罪ではなく迷惑防止条例違反に変更すべきであると主張しました。

 

 

ご本人は勾留されたものの、示談交渉が早期にまとまったこともあり、処分保留で釈放されました。その後、罪名も不同意わいせつ罪から迷惑防止条例違反に変更され、不起訴処分となりました。

 

 

弁護士のコメント

不同意わいせつ罪は迷惑防止条例違反と異なり罰金刑がないため、起訴されれば検察官から必ず拘禁刑を請求されます。従来、着衣の上から相手の身体に一瞬接触した場合は、迷惑防止条例違反として扱われていましたが、今回は不同意わいせつ罪で逮捕されました。

 

 

弁護士が従来の処分傾向をふまえ、検察官に対して迷惑防止条例違反への罪名変更を主張したところ、弁護士の主張が認められ迷惑防止条例違反に変更されました。

 

 

弁護士費用

55万円(税込・実費込)

 

 

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【不同意わいせつの「弁護士」や「費用」について】

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【この記事の作者】

弁護士 楠 洋一郎(第二東京弁護士会所属 / 登録番号:第39896号)

[事務所名:ウェルネス法律事務所]

 

刑事事件の弁護士経験15年以上。これまで約3000件の刑事事件を取り扱ってきました。

 

特に不同意わいせつ事件における「示談成立」「不起訴処分の獲得」「執行猶予の獲得」において豊富な実務経験を有しています。現場で培ったノウハウに基づき、お一人おひとりの状況に合わせた最善の弁護活動を提供します。


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