痴漢の解決事例|泥酔し路上で女性に抱きついた事件で不起訴になったケース

この記事の執筆:弁護士 楠 洋一郎(登録番号第39896号)

 

 

事案の概要

ご本人(30代男性・会社役員)が酒に酔い、帰宅途中に路上で女性に抱きついて迷惑防止条例違反で逮捕された事件

 

 

処分の内容

不起訴処分(起訴猶予)

 

 

弁護活動

釈放された後にご依頼いただきました。受任後すぐに検察官から被害者の方の電話番号を教えてもらい、示談交渉に入りました。加害者と被害者の生活圏が重なり合っていたことから、被害者は「また会ってしまうのではないか?」と大きな不安を抱いていました。

 

 

ご本人は賃貸マンションにお住まいで、引っ越しをすることについて抵抗はありませんでしたが、すぐに引っ越しをする資金がありませんでした。

 

 

そのため、示談交渉において、弁護士が「加害者は〇月〇日(約3か月後)までに引っ越しをする」、「期限までに引っ越しをしない場合は、違約金として100万円を支払う」という条件を被害者にご提案しました。

 

 

「今すぐ引っ越しをするお金がない」という加害者側の事情に配慮しつつ、被害者の不安を払しょくすることにより、被害者に納得してもらうことができ、示談が成立しました。その結果、不起訴処分(前科なし)となりました。

 

 

弁護士のコメント

路上で女性に抱きついた場合、迷惑防止条例違反になる場合と不同意わいせつ罪になる場合があります。不同意わいせつ罪は、迷惑防止条例違反と異なり、拘禁刑しかない重大犯罪です(罰則は6か月~10年の拘禁刑)。

 

 

「長時間にわたり抱きしめる」、「抱きしめた後にキスをする」、「胸を鷲づかみにする」といった行為があれば、不同意わいせつ罪が成立します。

 

 

不同意わいせつ罪が成立すれば、勾留される可能性が高くなりますが、示談が成立すれば一両日中に釈放されることが圧倒的に多いです。

 

 

本事例のような「帰宅途中の住宅街での痴漢事件」においては、「電車内での痴漢事件」と異なり、生活圏が重なり合っていることが多く、被害者の方のご不安に対して納得できる解決策を提示する必要があります。

 

 

賃貸物件ではなく、持ち家の場合は転居が難しいこともありますが、立ち入り禁止エリアの設定等により被害者の方の納得を得られるよう弁護士が交渉します。

 

 

路上痴漢は不同意わいせつか?迷惑防止条例違反か?

 

 

弁護士費用

44万円(税込・実費込)

 

【内訳】

着手金…22万円

不起訴の報酬金…22万円

 

ご本人の直筆メッセージ

 

 

痴漢事件の解決内容は、示談の成否や自首の有無、前科の有無などによって多岐にわたります。ご自身の状況に近い他の事例については、以下のページで詳しくご紹介しています。

痴漢事件の解決事例一覧を見る

 

 

【この記事の作成者】

弁護士 楠 洋一郎(第二東京弁護士会所属 / 登録番号:第39896号)

[事務所名:ウェルネス法律事務所]

 

刑事事件の弁護士経験15年以上。これまで約3000件の刑事事件を取り扱い、うち痴漢事件は約300件、痴漢の自首同行は約70件の実績があります。

 

迅速な示談交渉による「不起訴処分」の獲得や、逮捕回避のための自首同行など、現場での豊富な実務経験に基づき本記事を執筆しました。

 

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