盗撮の被害者が特定されなかったが不起訴処分となったケース

⚖️ 解決事例 ①

盗撮の被害者が特定されなかったが不起訴処分となったケース

🏆 獲得処分:不起訴処分(起訴猶予)
この記事の執筆:弁護士 楠 洋一郎(登録番号第39896号)

事件の概要

ご本人(30代男性・会社員)が駅構内のエスカレーター上で前に立っていた女性のスカート内を盗撮したところ、後ろから歩いてきた女性に見つかり、その女性に現行犯逮捕された事件。盗撮の被害者は盗撮されたことに気づかずにどこかに立ち去ってしまいました。

 

勾留質問の当日朝に奥様から初回接見のご依頼を受けました。

弁護活動の結果

不起訴処分(起訴猶予)

弁護活動の内容

弁護士が受任後すぐに裁判所でご本人と接見し、これから実施される勾留質問でどのように対応すればよいかをアドバイスしました。その結果、ご本人は勾留されずその日に釈放されました。

 

釈放後にご本人から正式に弁護活動の依頼を受けました。被害者が特定されておらず示談交渉をすることができなかったため、「深く反省していること」や「再犯防止対策を講じていること」を検察官に打ち出していく方針で進めることになりました。

 

そこで、ご本人には反省文を書いてもらいました。奥様には、今後、夫のスマートフォンを確認して盗撮画像が保存されていないかチェックしてもらうことにしました。奥様にはスマートフォンのチェックを含む再犯防止のための監督プランを書面(陳述書)にまとめてもらいました。

 

ご本人は約10年前に盗撮の前歴が1件あったほか、数年前から盗撮を再開しており依存傾向が強かったため、性依存症の治療を手掛けているクリニックに通ってもらい、通院のたびに医師やカウンセラーとのやりとりを「通院報告書」にまとめてもらいました。

 

また、被害者が特定されておらず示談をすることができなかったので、弁護士がご本人から寄付金を預かり(20万円)、贖罪寄付をしました。

 

弁護士が、不起訴とすべき意見書とともに、反省文や陳述書、通院報告書、贖罪寄付の証明書などを検察官に提出しました。このような活動の結果、不起訴処分を獲得することができました。

弁護士のコメント

盗撮事件では、本事例のように、「目撃者に捕まったが被害者はどこかに立ち去ってしまった」というケースが少なくありません。被害者が特定されていない場合、示談なしでも不起訴になる余地がありますので、あきらめずに弁護士にご相談ください。

弁護士費用

本ケースの弁護士費用 44万円(税込・実費込)

【解決事例と弁護士費用の詳細】

ウェルネス法律事務所では、今回ご紹介した事例以外にも、数多くの盗撮事件を解決に導いてきました。

 

盗撮の被害者が現場を立ち去り特定されていない場合でも、目撃者が警察の捜査に協力すれば事件化します。このようなケースでは、「示談に代わる贖罪寄付」や「再犯防止に向けた環境づくり」によって前科を避ける活動が重要です。

解決事例の一覧やリーズナブルな弁護士費用については、以下のページをご覧ください。

PROFILE
【この記事の作成者】弁護士 楠 洋一郎(第二東京弁護士会所属 / 登録番号:第39896号)
【事務所名:ウェルネス法律事務所】

刑事事件の弁護士経験15年以上。これまで約3000件の刑事事件を取り扱い、うち盗撮事件は約650件、盗撮の自首同行は100件以上の実績があります。迅速な動き出しによる勾留阻止など、盗撮事件の豊富な実務経験に基づき本記事を執筆しました。

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