強制わいせつと自首ー逮捕を回避できるケースとポイント

 

強制わいせつで自首すれば逮捕を回避できる?

痴漢(迷惑防止条例違反)や盗撮であれば、自首をすることにより、ほとんどのケースで逮捕を防ぐことができます。

 

ウェルネスでは、これまで数多くの痴漢や盗撮の自首をサポートしてきましたが、逮捕された方は一人も出ておりません(平成30年8月時点)。

 

方、同じ性犯罪でも、強姦(強制性交等)については、痴漢や盗撮と比べて、行為の悪質性が高く、刑罰もはるかに重いことから、自首をしても、逮捕を防ぐことは難しいでしょう

 

【性犯罪の最高刑】

 

最高刑

痴漢(東京都迷惑防止条例違反)

懲役6ヶ月(常習者は1年)

盗撮(東京都迷惑防止条例違反)

懲役1年(常習者は2年)

強制わいせつ

懲役10年

強制性交等

懲役20年

 

それでは強制わいせつで自首をした場合は、逮捕を防ぐことはできるのでしょうか?

 

結論からいうと、強制わいせつの中でも相対的に悪質性の低いものであれば、逮捕を防げる余地は十分にあります。そのようなケースの例として、「夜間、路上で女性に抱きつき一瞬胸をもんだ」という事案が挙げられます。

 

逆に、「物陰で女性を引き倒し継続的に胸をもんだり舐めたりした」というケースでは、悪質性の程度は強姦(強制性交等)に近くなることから、自首をしても逮捕される可能性が高いです。

 

行為自体の悪質性が低くても、本人に性犯罪の前科があったり、執行猶予中であれば、逮捕される可能性が高くなります。また、被害者にけがをさせてしまった場合は、強制わいせつ致傷となり、刑罰が格段に重くなることから、行為自体の悪質性が低くても逮捕される可能性が高くなります。

 

強制わいせつと自首-逮捕されるか否かの分かれ目

弁護士が身元引受人になるのであれば、本人と一緒に警察署に出頭する際、あらかじめ身柄請書を作成し、持参します。本人の親が同行する場合は、親に身柄請書を作成してもらいます。

 

これらの身柄請書を捜査員に受け取ってもらえれば、逮捕される可能性は低いと考えてもらって問題ありません。

 

逆に、身柄請書を受けとってもらえなかったり、いったん受け取ってもらっても、途中で原本を返されたりした場合は、逮捕される可能性が高いということになります。

 

【捜査員の発言例】

「ちょっと上司とも相談したんですが、さっき先生からもらった書面(身柄請書)はこちらでは受け取れませんのでお返しします。すいません。」→逮捕の可能性が高い

 

警察実務で、本人を逮捕する場合は、身柄請書をとらないことになっているためです。このような警察側の動きにより、逮捕されるかどうかは、実際に逮捕状が執行されるかなり前の時点でおおよそ予想がつきます。ただ、刑事事件の経験が豊富な弁護士でなければ、このような状況判断はできないでしょう。

 

弁護士が逮捕される可能性が高いと判断した場合は、職場や家族への連絡・調整等を行うことになります。

 

強制わいせつと自首-逮捕を回避するためのポイント

強制わいせつは、性犯罪の中でも、重大犯罪の部類に属するものです。痴漢や盗撮のように生活安全課が担当するわけではなく、刑事課強行犯係の捜査チームが担当します。自首したからといって、高確率で逮捕が防げるというわけでは全くありません。

 

このような状況で逮捕を回避するためには、以下の2点に留意することが必要です。

 

①捜査員とかけひきしようとせず、取調べの最初の時点から、不利なことも含めて洗いざらい正直に供述する。弁護士に依頼する前に隠滅した証拠があるのであれば、その点についても正直に供述する。

②関係する証拠は全て出頭時に持参する。

 

取調べの際に、本人の供述が二転三転し、後からどんどん不利な供述が出てくるといった展開は絶対に避けなければいけません。事前打合せの段階での弁護士のヒアリング能力も問われることになります。

 

証拠については、犯行時に着ていた衣類や靴、犯行前後の行動を証明できる資料(利用した店の領収証)等、事件と少しでも関係のある証拠があれば、警察署に持参します。犯行現場に車や自転車で行ったケースでは、その車や自転車に乗って警察署に出頭してもらいます。

 

捜査員に「ここまで協力してくれているんだから、逮捕しなくてもいいか。」と思ってもらうことが大切です。反省の態度を示して、捜査に全面的に協力し、捜査員の情に訴えることも必要です。

 

ウェルネスの弁護士は、強制わいせつで自首することにより逮捕を回避したケースを複数経験しております。まずは弁護士にご相談ください。

 

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