- トップ
- > 痴漢(冤罪)で最速で弁護士に依頼する方法は?緊急時の呼び方や弁護士費用
痴漢(冤罪)で最速で弁護士に依頼する方法は?緊急時の呼び方や弁護士費用
痴漢・痴漢冤罪で逮捕された場合や痴漢をして逃げてしまった場合、できるだけ早く弁護士に相談して依頼したいものです。このページでは、以下の方々を対象として最速で弁護士に依頼する方法を解説しています。
☑ 家族が痴漢で逮捕された
☑ 痴漢冤罪事件に巻き込まれた
☑ 痴漢で自首を検討している
☑ 痴漢事件で検察庁から呼びされている
痴漢事件で弁護士に依頼するのであれば痴漢に強い弁護士に依頼したいものです。このページでは、痴漢に強い弁護士の条件や弁護士の選び方についても解説しています。
また、弁護士に依頼する際は、弁護士費用がいくらになるかも気になるところです。このページでは痴漢の弁護士費用の相場や費用をおさえる方法についても解説しました。ぜひ参考にしてみてください!
このページはウェルネス法律事務所の弁護士 楠 洋一郎が作成しました。
目次
- 痴漢は何罪になる?弁護士が解説
- 痴漢で逮捕-弁護士に依頼すべきタイミングは?
- 痴漢で逮捕-緊急時に弁護士を呼べるタイミングは?
- 痴漢で逮捕-最速のタイミングで弁護士に依頼する方法は?
- 痴漢で逮捕-どの弁護士に依頼すべき?
- 痴漢で逮捕-私選弁護人の緊急接見を利用しよう!
- 痴漢で警察に行く前のタイミングで弁護士に呼べる?
- 痴漢で逮捕なし-早期に弁護士に依頼すべきケースは?
- 痴漢で逮捕なし-依頼できる弁護士は?
- 痴漢に強い弁護士とは?
- 痴漢に強い弁護士の選び方
- 痴漢事件の示談の流れは?
- 痴漢事件の示談金の相場は?
- 痴漢事件の示談金の相場は?
- 痴漢の弁護士費用の相場は?
- 痴漢の弁護士費用-ウェルネス法律事務所
- 痴漢に強い弁護士が解説!
痴漢に強い弁護士 ウェルネス法律事務所 ①痴漢弁護200件以上の圧倒的な経験 ウェルネスの痴漢弁護の件数は200件以上です。冤罪を含めあらゆるタイプの痴漢事件を扱ってきました。
②痴漢弁護の実績多数 ウェルネスでは痴漢冤罪を含む多数の痴漢事件で不起訴処分を獲得しています。執行猶予中のダブル執行猶予の実績もあります。
③痴漢の弁護士費用が圧倒的に安い ウェルネスでは、弁護士自らSEOやコンテンツ作成を行っており、広告費を極限まで圧縮しています。そのため、他の多くの事務所に比べて圧倒的に安い弁護士費用を実現しています。
弁護士費用を節約しつつ私選弁護人に依頼されたい方はウェルネス(03-5577-3613)へお気軽にお電話ください。 |
痴漢は何罪になる?弁護士が解説
痴漢は都道府県の迷惑防止条例違反、刑法の不同意わいせつ罪、不同意性交等罪のいずれかになります。
1.痴漢が迷惑防止条例違反になるケース
服の上からでん部や太ももを触った場合は都道府県の迷惑防止条例違反になる可能性が高いです。
東京都の迷惑防止条例違反の罰則は、6か月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金(非常習者)です。痴漢の常習者は罰則が重くなり、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(常習者)とされています。初犯であれば略式起訴され罰金30万円前後になることが多いです。
【東京都の迷惑防止条例】(一部を抜粋)
【引用元】東京都例規集データベース |
2.痴漢が不同意わいせつ罪になるケース
下着の中に手を入れてでん部や陰部を直接さわると不同意わいせつ罪になる可能性が高いです。
⇒不同意わいせつ罪とは?不同意性交等罪との違いや逮捕後の流れ
不同意わいせつ罪の罰則は、6か月~10年の拘禁刑です。罰金刑がありませんので、起訴されれば公開法廷で審理され、検察官から拘禁刑を請求されることになります。
【刑法】一部を抜粋
【引用元】刑法|e-Gov法令検索 |
3.痴漢が不同意性交等罪になるケース
下着の中に手を入れて陰部を触るだけではなく、陰部の中に手を入れたときは、不同意性交等罪になります。不同意性交等罪の罰則は5年~20年の拘禁刑です。
不同意性交等罪で起訴されると初犯でも実刑になる可能性が十分にあります。
【刑法】 第百七十七条 前条第一項各号に掲げる行為又は事由その他これらに類する行為又は事由により、同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、性交、肛こう門性交、口腔くう性交又は膣ちつ若しくは肛門に身体の一部(陰茎を除く。)若しくは物を挿入する行為であってわいせつなもの(以下この条及び第百七十九条第二項において「性交等」という。)をした者は、婚姻関係の有無にかかわらず、五年以上の有期拘禁刑に処する。 【引用元】刑法|e-Gov法令検索 |
痴漢で逮捕-弁護士に依頼すべきタイミングは?
痴漢で逮捕されたら一刻も早く弁護士に依頼すべきです。理由は以下の2つです。
1.早期釈放の可能性が上がる
痴漢のような刑事事件の身柄拘束は、逮捕⇒勾留というステップで進みます。逮捕は最長3日、勾留は最長20日です。
逮捕されれば、勾留されるか釈放されるか決まるまで最短で1日、最長でも3日しかありません。勾留されると身柄拘束が長期化し、痴漢で逮捕されたことが職場に発覚する可能性が高くなります。そうなると解雇されるリスクもあります。
逮捕されれば勾留までのタイムリミットが迫っているため、早期釈放に持ち込むためには一刻も早く弁護士に依頼すべきです。
2.痴漢冤罪を阻止する
痴漢冤罪で逮捕された場合、すぐに警察署に連れて行かれて取調べを受けることになります。取調官に冤罪であると言っても、「被害者が言っているんだから痴漢したんだろ!」と取り合ってくれません。
取調官のプレッシャーに負けて「痴漢しました」という調書にサインすると、裁判で冤罪を主張しても通りません。痴漢冤罪を防ぎご自身の名誉を守るためにも一刻も早く弁護士に依頼することが必要です。
【関連ページ】逮捕されたらすぐに弁護士を呼ぼう!弁護士費用や呼び方を解説
痴漢で逮捕-緊急時に弁護士を呼べるタイミングは?
痴漢で逮捕されたときに依頼できる弁護士は、当番弁護士、国選弁護人、私選弁護人の3種類です。弁護士によって依頼できるタイミングが異なりますので注意が必要です。
1.当番弁護士に依頼できるタイミング
当番弁護士とは、逮捕された方のために弁護士会から派遣され無料で接見してくれる弁護士です。当番弁護士は逮捕されればいつでも呼ぶことができます。
⇒当番弁護士とは?逮捕後すぐに呼べる無料の弁護士を活用しよう!
2.国選弁護人に依頼できるタイミング
国選弁護人とは、私選弁護人に依頼する資力がない方のために、国が選任してくれる弁護士です。国選弁護人は逮捕直後のタイミングで依頼することができません。依頼できるのは勾留されてからになります。
⇒国選弁護人とは?私選弁護人との違いや費用・デメリットを解説
3.私選弁護人に依頼できるタイミング
私選弁護人は依頼者から直接依頼を受けて弁護活動をする弁護士です。私選弁護人は痴漢で逮捕された当日から依頼することができます。
痴漢で逮捕-最速のタイミングで弁護士に依頼する方法は?
痴漢で逮捕されればできるだけ早く弁護士に依頼すべきです。以下では「痴漢で逮捕された本人」と「その家族」にわけて、どのようにすれば最も早く弁護士に依頼できるかを整理しました。
1.痴漢で逮捕された本人が最速で弁護士に依頼する方法
逮捕されるとスマートフォン等の通信機器を使うことはできなくなるため、自ら私選弁護人を呼ぶことはできません。
逮捕された本人が最速のタイミングで弁護士に依頼する方法は、当番弁護士を呼ぶことです。当番弁護士の呼び方は、警察職員に対して「当番弁護士を呼んでください。」と言うだけです。その後の手続は警察や弁護士会がしてくれます。
もっとも、当番弁護士は1回しか接見してくれませんので、アドバイス程度しか期待できません。釈放や示談を目指して継続的に活動してくれるわけではないのです。
当番弁護士に継続的に動いてもらうためには、弁護士費用を支払う契約をして私選弁護人として依頼する必要があります。
ただ、当番弁護士に私選弁護人になってくれるよう依頼しても「痴漢事件の弁護を経験したことがない」等の理由で断られることも少なくありません。その場合は勾留された後に国選弁護人に依頼するしかありません。
2.痴漢で逮捕された方の家族が最速で弁護士を呼ぶ方法
①私選弁護人が最速
痴漢で逮捕された方の家族が最速で弁護士に依頼する方法は、私選弁護人に相談して依頼することです。私選弁護人は、当番弁護士のように弁護士会が窓口になっているわけではありませんので、法律事務所に直接連絡して依頼することになります。
⇒逮捕されたらすぐに弁護士を呼ぼう!弁護士費用や呼び方を解説
私選弁護人はダイレクトに依頼できるため、当番弁護士よりも迅速な対応を期待できます。
最速で私選弁護人に依頼するためには、刑事事件に特化した事務所に連絡するのがベストです。刑事事件に特化した事務所であれば、早期対応の重要性を熟知しているため、土日祝日や早朝深夜も営業しており、すぐに依頼できることが多いです。
②当番弁護士は受付時間が限られている
痴漢で逮捕された方の家族も当番弁護士を呼ぶことができます。当番弁護士を呼ぶためには、逮捕された警察署の所在地を管轄する弁護士会に電話して依頼します。例えば東京23区の警察署に逮捕された場合は、東京の弁護士会に電話して依頼します。
当番弁護士の受付窓口は平日の午前9時から午後5時までしか営業していないことが多いです。それ以外の時間は留守番電話による対応になります。そのため、痴漢事件が発生しやすい早朝や夕方以降にすぐに当番弁護士を呼ぶことはできません。
⇒当番弁護士の連絡先(日弁連のページ)
痴漢で逮捕-どの弁護士に依頼すべき?
痴漢で逮捕されたときに依頼できる弁護士は、当番弁護士、国選弁護人、私選弁護人の3種類ですが、結局どの弁護士に依頼すればよいのでしょうか?
結論からいうと、弁護士費用を支払える場合は、家族を通じて私選弁護人に依頼するのがベストです。
私選弁護人は最速のタイミングで依頼できるので、早期釈放や痴漢冤罪を阻止できる可能性が高くなります。また、依頼する側で弁護士を選べるので、痴漢に強い弁護士に依頼することができます。
当番弁護士も逮捕当日から呼べますが、弁護士会の営業時間が限られているため、すぐに依頼できる私選弁護人よりも接見が遅れることが多いです。そもそも、1回接見してくれるだけで何度も呼ぶことはできませんし、痴漢に強い弁護士を選ぶこともできません。
国選弁護人は初回接見が勾留された後になるため、勾留を阻止することができません。また、痴漢に強い弁護士を選ぶこともできません。
痴漢で逮捕-私選弁護人の緊急接見を利用しよう!
痴漢で逮捕されたら、最速で動いてもらえる私選弁護人に依頼するのがベストです。もっとも、私選弁護人に依頼すると最低でも数十万円の弁護士費用がかかります。費用が高い事務所の場合は、200万円以上することもあります。
「家族が逮捕されたとはいえ、いきなり私選弁護人に依頼するのは不安」-そのような方には私選弁護人の緊急接見がおすすめです。
緊急接見とは、弁護士が逮捕された方と1回接見することです。刑事事件に注力している法律事務所の多くは、家族が痴漢で逮捕された方のために緊急接見サービスを提供しています。
緊急接見1回だけであれば弁護士費用も割安ですみます。緊急接見をした後に正式に依頼したい場合は、着手金から緊急接見の費用を差し引いてくれる事務所が多いため、実質無料となります。
【痴漢の弁護に強いウェルネス法律事務所】 ウェルネスでも、痴漢(冤罪)に強い弁護士が無料相談を実施しています。土日祝日でも弁護士が対応しますので、家族が痴漢(冤罪)で逮捕された方はお気軽にご相談(03-5577-3613)ください。 |
痴漢で警察に行く前のタイミングで弁護士に呼べる?
電車内で突然「この人痴漢です!」と言われて腕をつかまれれば、次の駅で電車から下ろされて駅員室に連れて行かれる可能性が高いです。
この時点で弁護士を呼べるのでしょうか?結論から言うと難しいでしょう。理由は弁護士に相談したり弁護士費用を支払っている時間がないためです。
駅員室に連行されても、逮捕されていなければスマートフォンを使うことができるので、弁護士事務所を探して電話することは可能です。ただ、事前に契約や弁護士費用の支払いなしで、電話1本で弁護士が駆けつけてくれることまでは期待できません。
痴漢で逮捕なし-早期に弁護士に依頼すべきケースは?
痴漢で逮捕されていない場合でも、以下のケースでは緊急性が高いため、早期に弁護士に依頼した方がよいでしょう。
1.自首を希望するとき
痴漢をしてその場から逃げてしまった場合、後日逮捕されることがあります。
⇒痴漢の後日逮捕とは?現行犯以外でも逮捕される?弁護士が解説
後日逮捕を回避するためには自首が有効です。自首という形で自ら警察署に出頭して捜査に協力すれば、逃げたり証拠を隠滅する可能性が低いと判断されやすくなるからです。
被疑者として特定された後に警察に出頭しても自首は成立しません。そのため、自首を希望する場合は、できるだけ早く警察に出頭すべきです。弁護士に自首同行を依頼すれば、自首前から手厚くサポートしてくれ、スムーズに自首することができます。
2.痴漢冤罪の場合
痴漢をしていないのに被疑者として捜査の対象になってしまった場合、取調べで一度でも不利な供述調書をとられると、その後に冤罪を主張しても、起訴されて有罪になる可能性が高くなります。
そのため、早めに弁護士に依頼して取調べに同行してもらった方がよいでしょう。弁護士は被疑者が取調べを受けている間、警察署内で待機しています。
☑ 取調べで冤罪であると言っても調書に書いてもらえない
☑ 取調官から嘘をついていると詰められどう対応してよいかわからない
このような場合は、取調べを中断してもらい、いつでも弁護士に相談することができます。
⇒弁護士が教える取調べ対応の極意-録音・弁護士の立ち会いは?
3.警察から最初の呼び出しがあったとき
痴漢をしてその場から逃げてしまった場合、後日、警察から呼び出しの連絡が入ることがあります。呼び出しに応じて出頭すると逮捕されるリスクがあります。
逮捕されなかった場合でも、警察が家族や上司に連絡して身元引受人として署まで迎えに来てもらうことがあります。そうなれば痴漢したことが家族や会社にバレてしまいます。
弁護士に依頼すれば、逮捕を回避するための意見書を警察に提出します。弁護士であれば、家族や上司に代わって身元引受人になれることが多いです。そのため、早期に弁護士に依頼すべきです。
4.家宅捜索されたとき
痴漢をしてその場から逃げてしまった場合、後日、警察が家宅捜索に来て、痴漢をした日に着ていた服などを押収することがあります。痴漢冤罪のケースでも家宅捜索に入られることがあります。
家宅捜索されれば数日中に逮捕されることがあります。弁護士に依頼すれば逮捕回避の意見書を警察に出すことにより逮捕の可能性を下げることができます。そのため、早期に弁護士に依頼した方がよいでしょう。
5.検察官から呼び出しがあったとき
警察は痴漢事件についてひととおりの捜査を終えると、捜査資料をまとめて検察官に引き継ぎます。この引継ぎのことを書類送検といいます。検察官は被疑者の取調べをした上で起訴するか不起訴にするかを決めます。
検察官から呼び出しがあった場合、呼び出された日までに示談が成立していなければ、略式起訴され罰金になることが多いです。罰金であっても前科がついてしまいます。
既に捜査の最終局面に入っており時間がありませんので、不起訴を狙う場合は、直ちに弁護士に依頼し示談交渉に入ってもらうべきです。
痴漢で逮捕なし-依頼できる弁護士は?
痴漢で逮捕されていなければ、私選弁護人しか依頼できません。逮捕された場合は当番弁護士に依頼することができますが、逮捕されていなければ当番弁護士に依頼することはできません。国選弁護人についても逮捕・勾留されていなければ、依頼することができません。
逮捕・勾留されていなくても、痴漢で起訴(公判請求)されれば国選弁護人に依頼することができます(ただし資力要件あり)。
いったん起訴されれば、示談が成立してもさかのぼって不起訴になるわけではありません。そのため、国選弁護人に依頼しても不起訴を獲得することはできません。不起訴を目指すのであれば私選弁護人に依頼する必要があります。
痴漢に強い弁護士とは?
私選弁護人に依頼する場合は、「弁護士を選べる」という私選弁護人のメリットを活かして、痴漢に強い弁護士に依頼したいものです。痴漢に強い弁護士とは次の3つの条件を満たす弁護士です。
1.痴漢事件の経験豊富な弁護士
数多くの痴漢事件を手がけてきた弁護士であれば、どのタイミングでどのような弁護活動をするのがベストなのかをすぐに判断できるので、結果につながりやすいです。痴漢事件といっても、冤罪のケースや逮捕されているケース、示談交渉がメインになるケース、自首を検討しているケースなど様々です。
痴漢事件の弁護経験が豊富な弁護士であれば、弁護活動の引き出しが多く、痴漢に強いと言えるでしょう。
2.スピード対応してくれる弁護士
痴漢で逮捕されたら勾留されるかどうかが決まるまで、最短で1日、最長でも3日しかありません。そのため、弁護活動のスタートが早い弁護士、スピーディに動いてくれる弁護士が痴漢に強いと言えるでしょう。
弁護士のスタートが遅れると弁護活動のオプションも減っていきます。とくに痴漢冤罪のケースでは、一度でも自白調書をとられてしまうと撤回できないため、不起訴や無罪を獲得することが困難になります。
本人が逮捕されているケースでは、依頼した当日に接見できることが痴漢に強い弁護士の条件と言えるでしょう。
3.土日でも動いてくれる弁護士
痴漢で逮捕されたら検察官の勾留請求⇒裁判官の勾留質問を経て勾留されるか否かが決まります。痴漢は現行犯で逮捕されることが多い犯罪です。現行犯逮捕は土日も関係なく行われますし、勾留請求や勾留質問も土日だからといって中断されるわけではありません。
逮捕から勾留まで最長でも3日しかありません。間に土日があるからといって、弁護活動をストップしてよい理由にはならないのです。弁護士が被害者と示談交渉する際も、土日しか被害者の都合がつかないことがよくあります。
土日も動いてくれる弁護士であれば、弁護活動に途切れが生じないため、痴漢(冤罪)に強いと言えるでしょう。
痴漢に強い弁護士の選び方
私選弁護人に依頼する場合は、「弁護士を選べる」というメリットを活かして、痴漢(冤罪)に強い弁護士を選びたいものです。痴漢(冤罪)に強い弁護士は、以下のステップで選びましょう。
1.刑事事件に特化している事務所に注目する
弁護士の多くは民事事件や会社法務をメインに活動しています。そのような弁護士に依頼すると、痴漢(冤罪)の弁護経験がなく対応が後手に回ってしまうリスクがあります。
そのようなリスクを避けるためには、刑事事件に特化している弁護士事務所を選んだ方がよいでしょう。刑事事件に力を入れている事務所であれば、痴漢(冤罪)の豊富な弁護ノウハウを持っており、弁護士の当たりはずれに左右される可能性が低くなります。
「痴漢 弁護士」といったキーワードでネット検索すれば、刑事事件に注力している事務所を効率的に探せます。ホームページに解決事例があれば参考するとよいでしょう。
2.実際に弁護士に会ってみよう
インターネットで刑事事件をメインにしている法律事務所をピックアップしたら、法律相談の予約を入れて実際に弁護士に会ってみましょう。
法律相談の際は以下の3点について確認するとよいでしょう。
① 痴漢事件を何件くらい手がけたことがあるか
② 依頼したらすぐに動いてくれるか
③ 土日も対応してくれるか
弁護士の話しぶりや態度もチェックしてください。経験がある弁護士や有名な弁護士であっても、高圧的でキツイ印象を与える弁護士は避けた方がよいでしょう。
示談交渉の際、被害者にも同じような態度で接すると印象が悪化してしまい、まとまる示談もまとまらなくなってしまうからです。弁護士の話ぶりや態度を確認するためにも実際に会ってみることをおすすめします。
弁護士費用についても必ず確認するようにしましょう。ホームページに掲載されている弁護士費用よりずっと高い費用を言われることも少なくありません。
「なんか高いのでは?」と思ったらその場で契約するのではなく、費用の見積書を出してもらって、他の法律事務所にも相談してみてください。
⇒痴漢(冤罪)の弁護士費用の相場は?節約のポイントや示談との関係
【大手の弁護士事務所の方が痴漢(冤罪)に強い?】 大手事務所の強みは多くの弁護士がいるということです。ただ、2人、3人の弁護士が常時ついてくれることはほとんどありません。大手の事務所であってもメインで担当する弁護士は1名であることが多いです。
最初の相談のときはベテラン弁護士が自信たっぷりに対応してくれても、その後は新人弁護士に任せきりということもあるようです。大切なのは事務所全体の実績ではなく、自分の事件を担当してくれる弁護士の実績です。
依頼する前に、どの弁護士が担当するのかを必ず確認するようにしてください。 |
痴漢事件の示談の流れは?
痴漢したことを認める場合、弁護士は示談を目指して活動することになります。示談の流れは以下となります。
1.弁護士が捜査員に示談を申し入れる
示談交渉をするためには被害者の名前や電話番号を把握する必要があります。痴漢事件のような性犯罪のケースでは、加害者が捜査員から被害者の氏名や電話番号を教えてもらうことはできません。
まずは弁護士が捜査員に対して、「痴漢事件についてお詫びと示談をさせていただきたいので、被害者様のご意向に反しなければ、お名前と電話番号を教えていただけますでしょうか。」と申し入れます。送検前は警察官に、送検後は検察官に申し入れます。
2.被害者の連絡先を教えてもらう
捜査員が被害者に「弁護士から謝罪や示談についてお話ししたいと言っていますが、連絡先を教えてよいですか?」と確認します。被害者が話を聞いてもよいとのことでれば、お名前と電話番号を教えてもらうことができます。
3.示談交渉
弁護士が被害者と示談交渉を行います。被害者のお気持ちやご要望をうかがい、加害者にフィードバックしながら両者の意向を調整していきます。
示談書に「許す」とか「刑事処罰を求めない」といった宥恕文言を入れていただけるよう弁護士が交渉します。
痴漢に強い弁護士であれば、示談交渉のノウハウを熟知しています。被害者から不相当に高額な示談金を求められた場合でも、豊富な取扱い事例をふまえて妥当な金額でまとまるよう交渉します。被害者が未成年の場合は親御様と交渉することになります。
4.示談成立
示談が成立すれば、被害者に和解内容をまとめた示談書に署名捺印していただきます。被害者が未成年の場合は、親御様に署名捺印していただきます。示談金は弁護士がご依頼者から預かり、被害者にお支払します。
5.示談書の提出
送検前であれば警察担当者に示談書の写しを提出します。送検後であれば検察官に示談書の写しを提出します。痴漢事件の場合、初犯であれば示談書を提出すれば不起訴になる可能性が高いです。
痴漢事件の示談金の相場は?
迷惑防止条例違反に該当する痴漢の示談金相場は30~50万円です。
不同意わいせつ罪や不同意性交等罪に該当する痴漢の示談金相場は上記の金額よりも高くなります。不同意性交等罪に該当する場合は100万円を超えることもあります。同じ被害者に対して複数回痴漢をした場合も上記の相場よりも高くなります。
痴漢事件の示談金の相場は?
痴漢事件の示談の成否にもっとも影響を与えるのは示談金額です。予算が限られている場合、弁護士費用が高い事務所に依頼すると、予算のほとんどが弁護士費用に消えてしまい、十分な示談金をねん出することが困難になります。
弁護士費用が安い事務所に依頼すると十分な示談金を準備することが可能となり、示談の成功率が上がります。予算に限りがある場合は、なるべく弁護士費用が安い法律事務所に依頼するのが示談を成功させるポイントです。
痴漢の弁護士費用の相場は?
痴漢で逮捕されたときの弁護士費用の相場は、66万円~110万円(税込)です。逮捕されない在宅事件の費用相場は、55万円~88万円(税込)です。
痴漢冤罪のケースでは、自白調書をとられないよう弁護士がひんぱんに接見する必要があります。起訴されれば被害者への反対尋問を始めとして幅広い弁護活動が必要になるため、弁護士費用の相場は、痴漢を認めている事件よりも高めになります。
痴漢の弁護士費用-ウェルネス法律事務所
ウェルネスでは、痴漢の弁護士費用は、逮捕されていないケースで44万円(税込)、逮捕されているケースで55万円(税込)になることがほとんどです。
【逮捕されていないケース】
着手金 | 22万円 |
不起訴の報酬金 | 22万円 |
罰金の報酬金 | 無料 |
出廷日当 | 無料 |
実費 | 無料 |
合計 | 44万円 |
【逮捕されたケース】
着手金 | 33万円 |
釈放の報酬金 | 22万円 |
不起訴の報酬金 | 無料 |
罰金の報酬金 | 無料 |
接見日当 | 無料 |
出廷日当 | 無料 |
実費 | 無料 |
合計 | 55万円 |
ウェルネスは法テラス出身の弁護士が運営する弁護士費用が安い法律事務所です。自社SEOによりマーケティングにお金をかけていないため、圧倒的に安い弁護士費用を実現しています。痴漢で弁護士費用を節約して不起訴をとりたい方は、お気軽にウェルネス(03-5577-3613)へご相談ください。
痴漢に強い弁護士が解説!