弁護士が教える盗撮と報道の可能性

このページはウェルネス法律事務所の弁護士 楠 洋一郎が執筆しています。

 

 

盗撮(逮捕あり)で報道されたケース

(表1)

事件発生日

事案の概要

罪名

容疑者の職業

実名報道

報道されたタイミング

平成27年3月

バスケットボール大会が開かれていた多目的ホールの観客席で、着替え中の小学生女子児童をビデオカメラで盗撮

迷惑防止条例違反

小学校教師

逮捕当日

平成27年3月

元同僚女性の自宅にカメラを設置し入浴中の女性を盗撮

迷惑防止条例違反など

中学校教諭

逮捕当日

平成27年12月

盗撮目的で女子大生の足下にスマートフォンを置いた

迷惑防止条例違反

私立大3年生

×

逮捕当日

平成28年3月

路線バス内に小型カメラを設置して盗撮

迷惑防止条例違反

バス運転手

逮捕翌日

平成28年4月

スカートの下に小型カメラを差し入れ盗撮(2件)

迷惑防止条例違反

弁護士

逮捕当日

*略式命令後にも再度の報道あり

平成27年4月~平成28年5月のいずれか

勤務先の中学校で女子生徒の着替えを盗撮

児童ポルノ法違反

中学校教諭

逮捕当日

平成28年6月

サンダルと足の間に仕込んだペン型の小型カメラを女性のスカートの中に差し出した

迷惑防止条例違反

会社員

逮捕当日

平成28年7月

女装してトイレで少女盗撮

児童ポルノ法違反

大学生(18歳)

×

逮捕当日

平成28年11月

パチンコ店でショートパンツ姿の女性客の下半身を盗撮

迷惑防止条例違反

市役所職員

逮捕翌日

平成29年2月

勤務していた小学校のトイレ内に設置した小型カメラで女児を盗撮

児童ポルノ法違反

小学校の清掃員

逮捕翌日

平成29年5月

盗撮目的でコンビニに侵入

建造物侵入

中学校教頭

逮捕2日後

平成29年6月

エスカレーターで女子生徒のスカートの中にスマートフォンを差し入れた

迷惑防止条例違反

小学校講師

逮捕当日

平成29年7月

書店で女性を盗撮

迷惑防止条例違反

会社員

逮捕2日後

 平成27年以降に報道された主な盗撮事件をまとめています。 

 

 

盗撮(逮捕なし)で報道されたケース

(表2)

事件発生日

事案の概要

罪名

容疑者の職業

実名報道

報道されたタイミング

平成28年1月

トイレに盗撮用のカメラを仕掛けた

軽犯罪法違反

看護師

×

書類送検後

平成28年7月

小学校の女性教諭用の更衣室にカメラを設置

迷惑防止条例違反

小学校校長

×

書類送検前

平成28年10月

大学野球の試合中、小型ビデオカメラでチアリーダーの女子大学生の太ももなどを盗撮

迷惑防止条例違反

会社員

×

書類送検後

平成29年1月

店長をしていた回転すし店の更衣室にデジタルカメラを隠し、着替え中の女性店員を盗撮

軽犯罪法違反

会社員

×

書類送検後

平成29年2月

デパートでショルダーバッグに隠し持っていた小型カメラで女性客を盗撮

迷惑防止条例違反

警察官

×

書類送検後

平成29年5月

大学野球の試合中にチアリーダーのスカート内を盗撮

迷惑防止条例違反

会社員

×

書類送検後

平成29年6月

乳がん検診の担当医が受診者を盗撮

迷惑防止条例違反

医師

×

書類送検前

平成29年7月

女子中学生2人のスカート内を盗撮

迷惑防止条例違反

市議会議員

書類送検当日

  平成28年以降に報道された主な盗撮事件をまとめています。 

 

 

盗撮と報道まとめ

一覧表からわかることは次の3点です。

 

①逮捕されなければ実名報道の可能性は低い

表2からわかるように、逮捕されていないケースで実名報道されることはほとんどありません。表2の平成29年7月の事件では実名報道されていますが、容疑者は市議会議員という極めて公共性の高い職業についており、一般の方と同列に考えることはできないでしょう。

 

②逮捕後に報道される場合は逮捕直後になる可能性が高い

表1の事件では、逮捕当日の報道が最も多く、次いで逮捕翌日となります。最も遅いタイミングで逮捕の2日後となります。事件当日の午前中に逮捕された場合はその日の夕方か夜に報道されることが多いです。

 

釈放後しばらくしてから最初の報道がなされたケースは確認できませんでした。ただ、表1の⑤のケースのように、<逮捕→処分保留で釈放→処罰>というプロセスを経た場合、逮捕時点と処罰時点で2度報道されるケースはあります。

 

③教師が実名報道されているケースが多い

表1からわかるように実名報道されている方の職業としては、教師が最も多いです。職業柄、高い倫理性が求められ、その行動について社会の関心が高いため報道の必要性も高いということでしょう。事件の内容をみると、勤務先の学校で生徒を盗撮したケースもありますが、勤務先とは関係のない盗撮でも報道されています。

 

盗撮事件で報道を回避するためには

(1)逮捕前

報道を回避するためには、逮捕されないようにすることが一番です。逮捕されなければ、報道されることはめったにありませんし、最悪報道されたとしても匿名扱いとなる可能性が極めて高いです(表2)。

 

現場から逃走を図ったり、その場で画像データを消去しようとすると、逮捕される可能性が高まりますので、そのようなことはすべきではありません。本当にやっていないのであれば、現場にとどまった上で、ご自身の見解を主張すべきです。ただ、スマートフォン等に盗撮画像があるにもかかわらず、不合理な否認を続けた場合は、逮捕される可能性が高くなります。

 

(2)逮捕後

逮捕された後は仮に報道されるのであれば逮捕当日か翌日となるケースが多いです。釈放後に初めて報道されるケースはほとんどないため、まずは弁護士が一刻も早く釈放させることが重要になります。弁護士から警察署宛てに報道を控えるよう書面で要請する場合もあります。いずれにせよ一刻も早い対応が必要になるでしょう。

  

  ウェルネスの弁護士は報道回避に尽力します。ウェルネスで受任後に報道された盗撮事件はありません。 

 

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