オレオレ詐欺と受け子-最近の傾向

 

オレオレ詐欺の受け子とは

オレオレ詐欺では、まず、だまし役のかけ子が被害者に電話をかけ、息子のふりをして、「トラブルにあって至急現金が必要になった。すぐに返すので2,3日貸してくれないか。自分は今動けないので、部下の〇〇に指示して自宅まで現金をとりに行かせる。」等と言って、被害者をだまします。

 

その後、かけ子とは別の人間が、被害者と接触して現金を受けとります。この受けとり役の人間を「受け子」といいます。

 

現金受けとり型からカード受けとり型へ

これまで、受け子は被害者から現金を受けとることがほとんどでした。ところが最近では、キャッシュカードを受けとるケースが増えています。これは、高齢者が銀行で多額の金銭を引き出そうとする際、銀行職員に制止されることが多くなっているためです。

 

このようなケースでは、まず、かけ子が被害者に電話して、「あなたのキャッシュカードが不正に利用されています。これから金融庁の職員が安全なカードと交換するために自宅に向かいますので、カードを渡してください。」等と言葉巧みにだまします。その後、受け子が被害者と接触して、カードを受けとります。

 

現金受けとり型とカード受けとり型の共通点

現金を受けとった場合もキャッシュカードを受けとった場合も詐欺罪が成立します。被害者が詐欺に気づいており、受けとった直後に、張りこんでいた警察官に現行犯逮捕された場合は詐欺未遂罪になります。

 

現金受けとり型とカード受けとり型の違い

キャッシュカードを受け取った場合の方が、刑事手続が長期化し、刑が重くなる傾向があります。

 

受け子は、キャッシュカードを受け取った後に、コンビニのATMでそのカードを使って預金を引き出すよう指示されます。引き出した時点で銀行に対する窃盗罪が成立します。

 

このようなケースでは、警察が金融機関に照会をかければ、引き出しの日時、場所、金額が容易に判明します。引き出しの様子はATMに設置された防犯カメラによって記録されています。 

 

こうした客観的な証拠が残るため、逮捕された事件以外の余罪についても再逮捕されたり追起訴される可能性が高くなります。再逮捕や追起訴が続くと、刑事手続が長期化し、刑も重くなります。

 

現金受けとり型のケースでは、このような客観的な証拠が残らないため、本人が黙秘していれば、最初に逮捕された事件以外の事件で再逮捕されたり追起訴されることは少ないです。

 

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