保釈許可に備えて準備すること6つを弁護士が教えます

このページは弁護士 楠 洋一郎が執筆しています。

 

 

保釈許可に備えて準備する必要性

本人も家族も保釈請求の結果ばかりに気が向いてしまい、いざ保釈が許可されると、準備不足であたふたすることが多いです。携帯電話が押収されていなければ、保釈された時点で返還されますが、勾留中に充電が切れており使用できないと思われます。そのため、事前に以下の点についてしっかりと確認・準備しておきましょう。

 

1.ご家族が迎えに行くかどうか決めておく

迎えに行かなかったからといって保釈されないわけではありません。ほとんどのご家族は、迎えに行きますが、例えば、ご家族が北海道に住んでいて、本人が東京拘置所に勾留されているような場合は、長時間かけて迎えに行く必要はないでしょう。

 

釈放される際、本人の私物は紙袋に入れて渡されますが、私物が多い場合は、一人で運ぶのが困難になります(家に帰る途中で紙袋の底が破れることもあります)。ご本人の私物が多い場合は、迎えに行ってあげた方がよいでしょう。

 

2.迎えに行く場合どこで待ち合わせるのか決めておく

警察署に勾留されていれば、警察署は24時間開いていますので、署の1階で待ち合わせればよいでしょう。拘置所に勾留されていれば、拘置所の待合室は午後5時で閉まってしまうことが多いので、午後5時以降に釈放された場合の待ち合わせ場所をあらかじめ決めておいた方がよいでしょう。

 

3.交通費を持っているか確認しておく

本人が一人で制限住居(保釈中の滞在場所)に帰ってくる場合、交通費をもっているかどうか確認しておきましょう。もっていなければ事前に差し入れしておきましょう。

                                   

4.衣類を用意しておく

夏に逮捕されて冬に保釈される場合は、本人が軽装しか持っておらず、自宅に帰る際にかぜをひいてしまうことがあります。あらかじめ防寒用のジャンパーなどを差し入れておきましょう。

 

5.家族がいない時間帯に制限住居に帰ってきたときのことを決めておく

本人が一人で制限住居に帰ってくる場合、鍵をもっていなければ、時間帯によっては、家族が仕事などで不在にしており、家の鍵が閉まっていて、中に入れないことがあります。そのような場合に備えて、あらかじめスペアの鍵を差し入れておくとか、鍵の隠し場所を決めておくとよいでしょう。

 

6.本人に家族の電話番号を伝えておく

保釈された際、本人から電話があれば家族も安心です。保釈された時点で携帯電話の充電は切れていますので、公衆電話から電話できるよう、事前に家族の電話番号を本人に伝えてメモしておいてもらいます。

 

 

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